【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年1月〜3月期の小田急多摩線 (小田急永山駅～唐木田駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -19.6％( -5.9万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 24 件(１年前(2021年)に比べて +60.0％( +9件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 38.4年(昨年 29.0年から +32.4 ％増)。平均専有面積は 70.8 ㎡ (昨年 72.7 ㎡から -2.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全ての駅において下落した。小田急永山駅は、昨年から 20 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは小田急多摩センター駅で昨年に比べ -19.0 ％、単価は 16.2 万円/㎡となった。
上位 1 駅(小田急永山駅)は -3.5 ％(単価 -1.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(小田急多摩センター駅)は -19.0 ％(単価 -3.8 万円/㎡)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 29.0 年 → 2022年 38.4 年、+32.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 ％ → 2022年 39.1 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった唐木田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -11.2％( -4.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて -16.7％( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小田急多摩センター駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -19.0％( -3.8万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて +166.7％( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 小田急多摩線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 小田急永山駅 | 33.0万/㎡ (31.8年/56.2㎡) | 34.1万/㎡ (25.0年/67.5㎡) | 47.5万/㎡ (7.0年/80.0㎡) |
| 小田急多摩センター駅 | 16.2万/㎡ (39.9年/76.2㎡) | 20.1万/㎡ (40.7年/75.0㎡) | 22.6万/㎡ (27.0年/60.0㎡) |
| 唐木田駅 | 36.7万/㎡ (26.2年/87.0㎡) | 41.3万/㎡ (15.8年/83.3㎡) | 28.0万/㎡ (29.0年/75.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
小田急永山駅 33.0 万/㎡(昨年同期比 -3.5 ％)
小田急永山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -3.5％( -1.2万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.8年(昨年 25.0年から +27.0 ％増)。平均専有面積は 56.2 ㎡ (昨年 67.5 ㎡から -16.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 18.5 分 → 2022年 10.8 分、-41.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 25.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 25.0 年 → 2022年 31.8 年、+27.0 ％と大きく増加)
小田急多摩センター駅 16.2 万/㎡(昨年同期比 -19.0 ％)
小田急多摩センター駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -19.0％( -3.8万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて +166.7％( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 39.9年(昨年 40.7年から -1.9 ％減)。平均専有面積は 76.2 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から +1.7 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 20.3 分 → 2022年 16.9 分、-17.0 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 ％ → 2022年 62.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 37.5 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示