
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年4月〜6月期の京王高尾線 (北野駅~高尾山口駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -19.0%( -6.5万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 26 件(1年前(2023年)に比べて -27.8%( -10件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.6年(昨年 27.9年から +17.1 %増)。平均専有面積は 69.2 ㎡ (昨年 73.6 ㎡から -6.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。狭間駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは狭間駅で昨年に比べ +16.3 %、単価は 37.0 万円/㎡となった。
上位 1 駅(狭間駅)は +16.3 %(単価 +5.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(北野駅)は -36.6 %(単価 -13.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 12.9 % → 2024年 16.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 27.9 年 → 2024年 32.6 年、+17.1 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 6.7 分 → 2024年 8.9 分、+31.6 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 19.4 % → 2024年 48.0 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 32.3 % → 2024年 20.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった高尾駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は48.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +1.1%( +0.5万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった山田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -3.5%( -0.6万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
京王高尾線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
北野駅 | 23.5万/㎡ (23.3年/58.3㎡) | 37.1万/㎡ (17.5年/65.0㎡) | 38.8万/㎡ (19.6年/65.0㎡) |
京王片倉駅 | 14.7万/㎡ (41.8年/37.5㎡) | - | - |
山田駅 | 16.8万/㎡ (42.3年/95.0㎡) | 17.5万/㎡ (36.8年/80.0㎡) | 12.2万/㎡ (0年/55.0㎡) |
めじろ台駅 | 20.1万/㎡ (36.2年/72.7㎡) | 26.2万/㎡ (31.6年/81.0㎡) | 30.6万/㎡ (29.8年/66.4㎡) |
狭間駅 | 37.0万/㎡ (29.1年/72.0㎡) | 31.9万/㎡ (35.8年/67.2㎡) | 25.9万/㎡ (37.9年/58.8㎡) |
高尾駅 | 48.0万/㎡ (25.0年/73.8㎡) | 47.5万/㎡ (21.1年/77.5㎡) | 27.2万/㎡ (34.7年/66.7㎡) |
高尾山口駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
狭間駅 37.0 万/㎡(昨年同期比 +16.3 %)
狭間駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +16.3%( +5.2万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -44.4%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.1年(昨年 35.8年から -18.9 %減)。平均専有面積は 72.0 ㎡ (昨年 67.2 ㎡から +7.1 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 35.8 年 → 2024年 29.1 年、-18.9 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 55.6 % → 2024年 20.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 22.2 % → 2024年 60.0 %)
北野駅 23.5 万/㎡(昨年同期比 -36.6 %)
北野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -36.6%( -13.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -57.1%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.3年(昨年 17.5年から +32.6 %増)。平均専有面積は 58.3 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から -10.3 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 17.5 年 → 2024年 23.3 年、+32.6 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 5.7 分 → 2024年 15.3 分、+168.3 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 % → 2024年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示