![記事監修:岩野 愛弓](/image/spacer.png)
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年7月〜9月期の京王新線 (初台駅~笹塚駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は116万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +9.5%( +10.1万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 55 件(1年前(2023年)に比べて -44.4%( -44件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.2年(昨年 27.4年から +10.4 %増)。平均専有面積は 45.5 ㎡ (昨年 41.1 ㎡から +10.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。初台駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは初台駅で昨年に比べ +15.1 %、単価は 135 万円/㎡となった。
上位 1 駅(初台駅)は +15.1 %(単価 +17.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(幡ケ谷駅)は -4.3 %(単価 -4.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 42.4 % → 2024年 33.3 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 39.4 % → 2024年 41.8 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 27.4 年 → 2024年 30.2 年、+10.4 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 27.3 % → 2024年 37.0 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 20.2 % → 2024年 14.5 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった初台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は135万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +15.1%( +17.7万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 26 件(1年前(2023年)に比べて -25.7%( -9件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった幡ケ谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は96.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -4.3%( -4.4万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 13 件(1年前(2023年)に比べて -58.1%( -18件/㎡)と大幅に減少しています。)。
京王新線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
初台駅 | 135万/㎡ (26.6年/48.3㎡) | 117万/㎡ (27.2年/48.4㎡) | 112万/㎡ (21.5年/44.7㎡) |
幡ケ谷駅 | 96.8万/㎡ (32.0年/40.0㎡) | 101万/㎡ (28.4年/39.8㎡) | 86.2万/㎡ (27.2年/32.8㎡) |
笹塚駅 | 101万/㎡ (35.1年/45.3㎡) | 98.7万/㎡ (26.7年/34.4㎡) | 111万/㎡ (18.6年/33.7㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
初台駅 134.9 万/㎡(昨年同期比 +15.1 %)
初台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は135万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +15.1%( +17.7万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 26 件(1年前(2023年)に比べて -25.7%( -9件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.6年(昨年 27.2年から -2.4 %減)。平均専有面積は 48.3 ㎡ (昨年 48.4 ㎡から -0.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 5.4 分 → 2024年 4.6 分、-14.5 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.9 % → 2024年 7.7 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 % → 2024年 19.2 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 31.4 % → 2024年 34.6 %)
幡ケ谷駅 96.8 万/㎡(昨年同期比 -4.3 %)
幡ケ谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は96.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -4.3%( -4.4万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 13 件(1年前(2023年)に比べて -58.1%( -18件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.0年(昨年 28.4年から +12.5 %増)。平均専有面積は 40.0 ㎡ (昨年 39.8 ㎡から +0.4 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 28.4 年 → 2024年 32.0 年、+12.5 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 4.9 分 → 2024年 5.8 分、+20.0 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 22.6 % → 2024年 30.8 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示