【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年1月〜3月期の京王新線 (初台駅～笹塚駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は95.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +4.1％( +3.8万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 73 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 26.7年(昨年 24.7年から +8.2 ％増)。平均専有面積は 36.3 ㎡ (昨年 42.0 ㎡から -13.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。笹塚駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは笹塚駅で昨年に比べ +13.6 ％、単価は 98.1 万円/㎡となった。
上位 1 駅(笹塚駅)は +13.6 ％(単価 +11.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(初台駅)は -2.7 ％(単価 -2.7 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 32.9 ％ → 2022年 49.3 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 4.3 ％ → 2022年 5.6 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 32.9 ％ → 2022年 42.3 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 20.0 ％ → 2022年 23.9 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった笹塚駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は98.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +13.6％( +11.7万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 27 件(１年前(2021年)に比べて +68.8％( +11件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった幡ケ谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は91.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +5.9％( +5.1万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 23 件(１年前(2021年)に比べて -14.8％( -4件/㎡)と不調に推移しています。)。
| 京王新線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 初台駅 | 96.8万/㎡ (27.9年/42.4㎡) | 99.5万/㎡ (25.1年/48.2㎡) | 106万/㎡ (19.2年/50.8㎡) |
| 幡ケ谷駅 | 91.9万/㎡ (28.3年/38.3㎡) | 86.8万/㎡ (24.7年/40.6㎡) | 93.9万/㎡ (23.7年/33.2㎡) |
| 笹塚駅 | 98.1万/㎡ (24.4年/29.4㎡) | 86.4万/㎡ (24.0年/32.8㎡) | 88.7万/㎡ (27.2年/36.2㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
笹塚駅 98.1 万/㎡(昨年同期比 +13.6 ％)
笹塚駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は98.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +13.6％( +11.7万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 27 件(１年前(2021年)に比べて +68.8％( +11件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.4年(昨年 24.0年から +1.7 ％増)。平均専有面積は 29.4 ㎡ (昨年 32.8 ㎡から -10.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 5.6 分 → 2022年 5.0 分、-10.8 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 43.8 ％ → 2022年 63.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 6.7 ％ → 2022年 14.8 ％)
初台駅 96.8 万/㎡(昨年同期比 -2.7 ％)
初台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は96.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -2.7％( -2.7万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 23 件(１年前(2021年)に比べて -23.3％( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.9年(昨年 25.1年から +11.3 ％増)。平均専有面積は 42.4 ㎡ (昨年 48.2 ㎡から -12.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 26.7 ％ → 2022年 39.1 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 25.1 年 → 2022年 27.9 年、+11.3 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 24.1 ％ → 2022年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示