【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年1月〜3月期の東京りんかい線 (東雲駅～大崎駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は102万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -3.2％( -3.4万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 135 件(１年前(2020年)に比べて +62.7％( +52件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 15.9年(昨年 16.0年から -0.7 ％減)。平均専有面積は 57.4 ㎡ (昨年 70.8 ㎡から -18.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。品川シーサイド駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは品川シーサイド駅で昨年に比べ +12.8 ％、単価は 95.0 万円/㎡となった。
上位 1 駅(品川シーサイド駅)は +12.8 ％(単価 +10.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(大崎駅)は -10.2 ％(単価 -12.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 43.4 ％ → 2021年 49.6 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 24.4 ％ → 2021年 10.4 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.4 ％ → 2021年 11.2 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 4.9 ％ → 2021年 3.7 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は110万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -10.2％( -12.5万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 47 件(１年前(2020年)に比べて +62.1％( +18件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東雲駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は84.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +8.5％( +6.6万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 18 件(１年前(2020年)に比べて +50.0％( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 東京りんかい線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 東雲駅 | 84.1万/㎡ (10.3年/64.4㎡) | 77.4万/㎡ (10.6年/67.1㎡) | 72.1万/㎡ (9.1年/70.0㎡) |
| 国際展示場駅 | 115万/㎡ (2.0年/55.0㎡) | - | - |
| 東京テレポート駅 | - | - | - |
| 天王洲アイル駅 | 102万/㎡ (12.7年/69.2㎡) | 97.0万/㎡ (11.6年/69.0㎡) | 97.5万/㎡ (11.5年/62.5㎡) |
| 品川シーサイド駅 | 95.0万/㎡ (10.6年/65.9㎡) | 84.2万/㎡ (15.6年/67.9㎡) | 73.6万/㎡ (21.7年/59.3㎡) |
| 大井町駅 | 105万/㎡ (16.6年/46.5㎡) | 106万/㎡ (17.7年/39.5㎡) | 102万/㎡ (15.4年/42.4㎡) |
| 大崎駅 | 110万/㎡ (21.3年/55.1㎡) | 122万/㎡ (17.5年/106㎡) | 106万/㎡ (17.8年/52.5㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
品川シーサイド駅 95.0 万/㎡(昨年同期比 +12.8 ％)
品川シーサイド駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は95.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +12.8％( +10.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 23 件(１年前(2020年)に比べて +228.6％( +16件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 10.6年(昨年 15.6年から -32.0 ％減)。平均専有面積は 65.9 ㎡ (昨年 67.9 ㎡から -2.9 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 15.6 年 → 2021年 10.6 年、-32.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 85.7 ％ → 2021年 69.6 ％)
大崎駅 109.9 万/㎡(昨年同期比 -10.2 ％)
大崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は110万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -10.2％( -12.5万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 47 件(１年前(2020年)に比べて +62.1％( +18件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.3年(昨年 17.5年から +21.7 ％増)。平均専有面積は 55.1 ㎡ (昨年 105.7 ㎡から -47.9 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 31.0 ％ → 2021年 10.6 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 17.5 年 → 2021年 21.3 年、+21.7 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示