【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜3月期のJR関西本線 (名古屋駅～弥富駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は50.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +21.3％( +8.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 28 件(１年前(2023年)に比べて +3.7％( +1件/㎡)と小幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.9年(昨年 20.0年から -10.9 ％減)。平均専有面積は 66.6 ㎡ (昨年 66.3 ㎡から +0.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。名古屋駅、八田駅、蟹江駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは八田駅で昨年に比べ +14.4 ％、単価は 35.4 万円/㎡となった。
上位 1 駅(八田駅)は +14.4 ％(単価 +4.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(春田駅)は -70.0 ％(単価 -22.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 20.0 年 → 2024年 17.9 年、-10.9 ％と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.4 ％ → 2024年 25.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 51.9 ％ → 2024年 42.9 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 11.1 ％ → 2024年 10.7 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった名古屋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は69.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +10.7％( +6.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 15 件(１年前(2023年)に比べて +25.0％( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった春田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -70.0％( -22.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| JR関西本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 名古屋駅 | 69.8万/㎡ (11.3年/56.3㎡) | 63.0万/㎡ (14.3年/51.7㎡) | 64.0万/㎡ (13.1年/48.2㎡) |
| 八田駅 | 35.4万/㎡ (22.9年/78.1㎡) | 30.9万/㎡ (21.7年/74.3㎡) | 34.4万/㎡ (13.0年/81.4㎡) |
| 春田駅 | 9.6万/㎡ (31.5年/77.5㎡) | 32.0万/㎡ (22.0年/100㎡) | 20.0万/㎡ (24.0年/75.0㎡) |
| 蟹江駅 | 18.0万/㎡ (28.0年/80.0㎡) | 15.8万/㎡ (28.0年/78.6㎡) | 12.0万/㎡ (29.8年/76.0㎡) |
| 永和駅 | - | - | - |
| 弥富駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
八田駅 35.4 万/㎡(昨年同期比 +14.4 ％)
八田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +14.4％( +4.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 8 件(１年前(2023年)に比べて +14.3％( +1件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 22.9年(昨年 21.7年から +5.4 ％増)。平均専有面積は 78.1 ㎡ (昨年 74.3 ㎡から +5.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 9.9 分 → 2024年 6.5 分、-34.1 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 57.1 ％ → 2024年 75.0 ％)
春田駅 9.6 万/㎡(昨年同期比 -70.0 ％)
春田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -70.0％( -22.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて +100.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.5年(昨年 22.0年から +43.2 ％増)。平均専有面積は 77.5 ㎡ (昨年 100.0 ㎡から -22.5 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 22.0 年 → 2024年 31.5 年、+43.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 1.0 分 → 2024年 28.0 分、+2700.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示