【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年7月〜9月期のJR関西本線 (名古屋駅～弥富駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は44.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +18.7％( +6.9万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 25 件(１年前(2020年)に比べて +150.0％( +15件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.3年(昨年 23.5年から -22.1 ％減)。平均専有面積は 53.6 ㎡ (昨年 54.0 ㎡から -0.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。名古屋駅、八田駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは名古屋駅で昨年に比べ +27.5 ％、単価は 58.6 万円/㎡となった。
上位 1 駅(名古屋駅)は +27.5 ％(単価 +12.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(蟹江駅)は -36.9 ％(単価 -6.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 23.5 年 → 2021年 18.3 年、-22.1 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 7.3 分 → 2021年 11.0 分、+51.3 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 16.7 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった名古屋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は58.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +27.5％( +12.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(１年前(2020年)に比べて +150.0％( +9件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった蟹江駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -36.9％( -6.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +200.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| JR関西本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 名古屋駅 | 58.6万/㎡ (15.0年/33.7㎡) | 46.0万/㎡ (22.2年/44.2㎡) | 53.4万/㎡ (19.8年/28.8㎡) |
| 八田駅 | 32.9万/㎡ (14.5年/85.0㎡) | 26.2万/㎡ (24.2年/66.7㎡) | 28.0万/㎡ (12.5年/75.0㎡) |
| 春田駅 | 23.2万/㎡ (24.5年/85.0㎡) | - | 18.5万/㎡ (0年/65.0㎡) |
| 蟹江駅 | 10.9万/㎡ (30.5年/80.0㎡) | 17.3万/㎡ (29.5年/75.0㎡) | 11.3万/㎡ (28.5年/60.0㎡) |
| 永和駅 | - | - | - |
| 弥富駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
名古屋駅 58.6 万/㎡(昨年同期比 +27.5 ％)
名古屋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は58.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +27.5％( +12.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(１年前(2020年)に比べて +150.0％( +9件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 15.0年(昨年 22.2年から -32.5 ％減)。平均専有面積は 33.7 ㎡ (昨年 44.2 ㎡から -23.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 22.2 年 → 2021年 15.0 年、-32.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 7.1 ％)
蟹江駅 10.9 万/㎡(昨年同期比 -36.9 ％)
蟹江駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -36.9％( -6.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +200.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.5年(昨年 29.5年から +3.4 ％増)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から +6.7 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 11.0 分 → 2021年 28.7 分、+160.6 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示