【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2020年1月〜12月期の近鉄名古屋線 (近鉄名古屋駅~近鉄弥富駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +24.7%( +5.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 18 件(1年前(2019年)に比べて -30.8%( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.3年(昨年 28.1年から -17.1 %減)。平均専有面積は 66.9 ㎡ (昨年 68.3 ㎡から -1.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。近鉄蟹江駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは富吉駅で昨年に比べ -18.2 %、単価は 11.9 万円/㎡となった。
上位 1 駅(烏森駅)は +2.9 %(単価 +0.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(富吉駅)は -18.2 %(単価 -2.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2019年 28.1 年 → 2020年 23.3 年、-17.1 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 11.5 % → 2020年 33.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 7.3 分 → 2020年 9.7 分、+32.3 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 30.8 % → 2020年 5.6 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった黄金駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -6.4%( -1.8万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった富吉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は11.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -18.2%( -2.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -80.0%( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。
近鉄名古屋線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
近鉄名古屋駅 | 75.0万/㎡ (0年/20.0㎡) | - | - |
米野駅 | 47.7万/㎡ (18.0年/65.0㎡) | - | - |
黄金駅 | 26.9万/㎡ (25.4年/65.0㎡) | 28.8万/㎡ (25.6年/75.0㎡) | 32.7万/㎡ (20.9年/70.0㎡) |
烏森駅 | 24.0万/㎡ (30.8年/20.0㎡) | 23.3万/㎡ (31.5年/37.5㎡) | 18.9万/㎡ (28.4年/17.5㎡) |
近鉄八田駅 | 28.2万/㎡ (19.5年/85.0㎡) | - | - |
伏屋駅 | 22.0万/㎡ (19.5年/72.5㎡) | 21.4万/㎡ (0年/70.0㎡) | 16.8万/㎡ (23.9年/75.0㎡) |
戸田駅 | 20.0万/㎡ (25.8年/65.0㎡) | - | - |
近鉄蟹江駅 | 21.7万/㎡ (17.0年/80.0㎡) | 22.6万/㎡ (0年/78.3㎡) | 22.0万/㎡ (17.1年/73.6㎡) |
富吉駅 | 11.9万/㎡ (43.5年/72.5㎡) | 14.5万/㎡ (43.0年/64.0㎡) | 15.2万/㎡ (0年/70.0㎡) |
佐古木駅 | 10.0万/㎡ (27.8年/65.0㎡) | - | 23.3万/㎡ (15.3年/90.0㎡) |
近鉄弥富駅 | - | 22.0万/㎡ (22.4年/73.3㎡) | 11.2万/㎡ (23.8年/72.5㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
烏森駅 24.0 万/㎡(昨年同期比 +2.9 %)
烏森駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +2.9%( +0.7万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.8年(昨年 31.5年から -2.4 %減)。平均専有面積は 20.0 ㎡ (昨年 37.5 ㎡から -46.7 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 2.5 分 → 2020年 4.0 分、+60.0 %と大きく増加)
富吉駅 11.9 万/㎡(昨年同期比 -18.2 %)
富吉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は11.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -18.2%( -2.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -80.0%( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 43.5年(昨年 43.0年から +1.2 %増)。平均専有面積は 72.5 ㎡ (昨年 64.0 ㎡から +13.3 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 20.0 % → 2020年 50.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 70.0 % → 2020年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示