【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年1月〜12月期の名鉄豊田線 (梅坪駅～赤池駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -2.0％( -0.5万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 178 件(１年前(2021年)に比べて +24.5％( +35件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.1年(昨年 22.0年から +9.2 ％増)。平均専有面積は 79.7 ㎡ (昨年 80.7 ㎡から -1.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。米野木駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは米野木駅で昨年に比べ +21.9 ％、単価は 43.3 万円/㎡となった。
上位 2 駅(米野木駅、赤池駅)は +11.6 ％(単価 +4.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(黒笹駅、上豊田駅)は -33.8 ％(単価 -6.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 64.0 ％ → 2022年 60.3 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 15.3 ％ → 2022年 17.1 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.2 ％ → 2022年 8.0 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 8.0 ％ → 2022年 6.1 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった米野木駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は43.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +21.9％( +7.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった黒笹駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は7.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -49.6％( -7.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 名鉄豊田線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 梅坪駅 | 27.3万/㎡ (23.7年/80.3㎡) | 27.6万/㎡ (20.0年/78.3㎡) | 29.2万/㎡ (24.9年/73.3㎡) |
| 上豊田駅 | 20.5万/㎡ (26.5年/77.5㎡) | 25.0万/㎡ (26.8年/80.0㎡) | 36.0万/㎡ (25.0年/75.0㎡) |
| 浄水駅 | 41.6万/㎡ (11.6年/78.3㎡) | 46.5万/㎡ (9.2年/86.8㎡) | 49.4万/㎡ (3.6年/82.5㎡) |
| 三好ケ丘駅 | 21.0万/㎡ (26.8年/80.2㎡) | 23.7万/㎡ (23.3年/83.9㎡) | 24.7万/㎡ (23.2年/71.8㎡) |
| 黒笹駅 | 7.9万/㎡ (41.0年/70.0㎡) | 15.6万/㎡ (35.4年/67.5㎡) | - |
| 米野木駅 | 43.3万/㎡ (10.1年/92.5㎡) | 35.5万/㎡ (13.1年/91.7㎡) | 18.9万/㎡ (19.0年/95.0㎡) |
| 日進駅 | 20.9万/㎡ (29.0年/78.6㎡) | 21.5万/㎡ (27.4年/77.0㎡) | 22.8万/㎡ (25.7年/69.7㎡) |
| 赤池駅 | 28.7万/㎡ (22.0年/80.7㎡) | 28.3万/㎡ (19.9年/81.2㎡) | 24.2万/㎡ (21.9年/77.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
米野木駅 43.3 万/㎡(昨年同期比 +21.9 ％)
米野木駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は43.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +21.9％( +7.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 10.1年(昨年 13.1年から -22.4 ％減)。平均専有面積は 92.5 ㎡ (昨年 91.7 ㎡から +0.9 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 13.1 年 → 2022年 10.1 年、-22.4 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 8.8 分 → 2022年 1.0 分、-88.7 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 ％ → 2022年 100.0 ％)
赤池駅 28.7 万/㎡(昨年同期比 +1.4 ％)
赤池駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +1.4％( +0.4万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 54 件(１年前(2021年)に比べて +35.0％( +14件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.0年(昨年 19.9年から +10.5 ％増)。平均専有面積は 80.7 ㎡ (昨年 81.2 ㎡から -0.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.7 ％ → 2022年 9.1 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 19.9 年 → 2022年 22.0 年、+10.5 ％と増加)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 10.3 ％ → 2022年 5.7 ％)
黒笹駅 7.9 万/㎡(昨年同期比 -49.6 ％)
黒笹駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は7.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -49.6％( -7.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 41.0年(昨年 35.4年から +15.9 ％増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 67.5 ㎡から +3.7 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 35.4 年 → 2022年 41.0 年、+15.9 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
上豊田駅 20.5 万/㎡(昨年同期比 -18.0 ％)
上豊田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -18.0％( -4.5万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.5年(昨年 26.8年から -0.9 ％減)。平均専有面積は 77.5 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から -3.1 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示