【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年1月〜12月期の名鉄西尾線 (新安城駅～福地駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +3.4％( +0.9万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 83 件(１年前(2022年)に比べて -7.8％( -7件/㎡)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 24.6年(昨年 26.6年から -7.6 ％減)。平均専有面積は 78.4 ㎡ (昨年 76.8 ㎡から +2.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が減少。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。桜井駅、西尾駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは西尾駅で昨年に比べ +53.0 ％、単価は 27.8 万円/㎡となった。
上位 2 駅(西尾駅、桜井駅)は +39.7 ％(単価 +7.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(米津駅、桜町前駅)は -7.3 ％(単価 -1.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2022年 75.3 ％ → 2023年 63.4 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 24.4 ％ → 2023年 27.2 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 8.3 分 → 2023年 9.3 分、+11.3 ％と増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 11.1 ％ → 2023年 8.6 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった南安城駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +7.9％( +2.8万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 11 件(１年前(2022年)に比べて -26.7％( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった米津駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -7.4％( -1.1万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 名鉄西尾線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 新安城駅 | 25.3万/㎡ (26.9年/78.5㎡) | 25.5万/㎡ (28.7年/76.7㎡) | 27.5万/㎡ (22.8年/78.1㎡) |
| 北安城駅 | - | 31.4万/㎡ (17.6年/70.0㎡) | 28.5万/㎡ (11.8年/67.5㎡) |
| 南安城駅 | 38.1万/㎡ (12.6年/79.5㎡) | 35.3万/㎡ (16.2年/76.7㎡) | 21.6万/㎡ (28.4年/78.0㎡) |
| 碧海古井駅 | 18.8万/㎡ (27.6年/76.7㎡) | 16.7万/㎡ (30.9年/82.7㎡) | 12.3万/㎡ (30.1年/85.0㎡) |
| 堀内公園駅 | 13.0万/㎡ (27.0年/100㎡) | - | - |
| 桜井駅 | 23.5万/㎡ (24.3年/71.2㎡) | 18.6万/㎡ (30.8年/70.0㎡) | 17.0万/㎡ (34.0年/50.0㎡) |
| 南桜井駅 | 25.3万/㎡ (29.3年/75.0㎡) | - | 18.8万/㎡ (27.3年/80.0㎡) |
| 米津駅 | 13.1万/㎡ (30.5年/75.0㎡) | 14.1万/㎡ (29.0年/85.0㎡) | - |
| 桜町前駅 | 18.3万/㎡ (31.3年/60.0㎡) | 19.8万/㎡ (28.0年/70.0㎡) | 15.0万/㎡ (22.4年/76.7㎡) |
| 西尾口駅 | - | 28.6万/㎡ (16.8年/70.0㎡) | 14.3万/㎡ (33.5年/67.5㎡) |
| 西尾駅 | 27.8万/㎡ (21.1年/82.1㎡) | 18.2万/㎡ (28.9年/80.0㎡) | 27.2万/㎡ (17.9年/80.0㎡) |
| 福地駅 | 9.1万/㎡ (30.0年/75.0㎡) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
西尾駅 27.8 万/㎡(昨年同期比 +53.0 ％)
西尾駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +53.0％( +9.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2022年)に比べて +75.0％( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 21.1年(昨年 28.9年から -27.0 ％減)。平均専有面積は 82.1 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から +2.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 28.9 年 → 2023年 21.1 年、-27.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 14.2 分 → 2023年 8.7 分、-39.2 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 75.0 ％ → 2023年 42.9 ％)
桜井駅 23.5 万/㎡(昨年同期比 +26.4 ％)
桜井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +26.4％( +4.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて +300.0％( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.3年(昨年 30.8年から -21.1 ％減)。平均専有面積は 71.2 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +1.8 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 30.8 年 → 2023年 24.3 年、-21.1 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 75.0 ％)
米津駅 13.1 万/㎡(昨年同期比 -7.4 ％)
米津駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -7.4％( -1.1万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 30.5年(昨年 29.0年から +5.2 ％増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 85.0 ㎡から -11.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 15.0 分 → 2023年 5.0 分、-66.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
桜町前駅 18.3 万/㎡(昨年同期比 -7.2 ％)
桜町前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -7.2％( -1.4万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -85.7％( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.3年(昨年 28.0年から +11.6 ％増)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -14.3 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 28.0 年 → 2023年 31.3 年、+11.6 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示