【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年1月〜3月期の名鉄河和線 (太田川駅～河和駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -0.9％( -0.2万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 24 件(１年前(2022年)に比べて -42.9％( -18件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.2年(昨年 24.1年から +4.4 ％増)。平均専有面積は 77.7 ㎡ (昨年 74.4 ㎡から +4.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。青山駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは青山駅で昨年に比べ +29.2 ％、単価は 22.4 万円/㎡となった。
上位 2 駅(青山駅、河和駅)は +14.1 ％(単価 +2.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(住吉町駅、南加木屋駅)は -29.5 ％(単価 -5.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 59.5 ％ → 2023年 41.7 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 8.1 ％ → 2023年 13.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 14.5 分 → 2023年 23.0 分、+58.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 2.4 ％ → 2023年 12.5 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 18.9 ％ → 2023年 8.7 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった太田川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は43.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -4.3％( -2.0万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて +33.3％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった河和駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -1.1％( -0.1万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 名鉄河和線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 太田川駅 | 43.9万/㎡ (15.8年/80.0㎡) | 45.9万/㎡ (12.7年/76.7㎡) | 26.9万/㎡ (21.0年/82.5㎡) |
| 高横須賀駅 | - | - | - |
| 南加木屋駅 | 17.9万/㎡ (36.5年/81.2㎡) | 25.1万/㎡ (22.7年/80.9㎡) | 18.9万/㎡ (28.0年/95.0㎡) |
| 八幡新田駅 | - | 11.5万/㎡ (34.0年/85.0㎡) | - |
| 巽ケ丘駅 | 16.9万/㎡ (20.0年/76.7㎡) | 20.5万/㎡ (25.0年/73.3㎡) | - |
| 阿久比駅 | - | 21.4万/㎡ (20.0年/70.0㎡) | 15.9万/㎡ (24.5年/132㎡) |
| 植大駅 | - | - | - |
| 半田口駅 | - | 16.0万/㎡ (23.0年/75.0㎡) | - |
| 住吉町駅 | 10.8万/㎡ (37.0年/65.0㎡) | 15.5万/㎡ (36.0年/77.5㎡) | - |
| 知多半田駅 | 21.8万/㎡ (25.3年/83.3㎡) | 22.8万/㎡ (26.0年/73.6㎡) | 21.7万/㎡ (28.9年/73.3㎡) |
| 成岩駅 | 8.9万/㎡ (31.0年/90.0㎡) | - | 13.6万/㎡ (26.0年/70.0㎡) |
| 青山駅 | 22.4万/㎡ (18.0年/92.5㎡) | 17.3万/㎡ (31.0年/75.0㎡) | 20.5万/㎡ (16.3年/93.8㎡) |
| 上ゲ駅 | - | - | - |
| 知多武豊駅 | - | 23.4万/㎡ (15.0年/92.5㎡) | - |
| 河和駅 | 9.2万/㎡ (29.8年/53.8㎡) | 9.3万/㎡ (28.5年/55.0㎡) | 12.0万/㎡ (27.0年/55.5㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
青山駅 22.4 万/㎡(昨年同期比 +29.2 ％)
青山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +29.2％( +5.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて +300.0％( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.0年(昨年 31.0年から -41.9 ％減)。平均専有面積は 92.5 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から +23.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 31.0 年 → 2023年 18.0 年、-41.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 10.0 分 → 2023年 13.5 分、+35.0 ％と大きく増加)
河和駅 9.2 万/㎡(昨年同期比 -1.1 ％)
河和駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -1.1％( -0.1万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.8年(昨年 28.5年から +4.4 ％増)。平均専有面積は 53.8 ㎡ (昨年 55.0 ㎡から -2.3 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 81.3 分 → 2023年 110.0 分、+35.2 ％と大きく増加)
住吉町駅 10.8 万/㎡(昨年同期比 -30.5 ％)
住吉町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -30.5％( -4.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 37.0年(昨年 36.0年から +2.8 ％増)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 77.5 ㎡から -16.1 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
南加木屋駅 17.9 万/㎡(昨年同期比 -28.4 ％)
南加木屋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -28.4％( -7.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて -63.6％( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 36.5年(昨年 22.7年から +61.2 ％増)。平均専有面積は 81.2 ㎡ (昨年 80.9 ㎡から +0.4 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 22.7 年 → 2023年 36.5 年、+61.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 9.3 分 → 2023年 11.8 分、+26.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 9.1 ％ → 2023年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示