【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年4月〜6月期の名鉄常滑線 (神宮前駅~常滑駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -7.5%( -1.7万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 57 件(1年前(2020年)に比べて +375.0%( +45件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.2年(昨年 25.1年から +0.4 %増)。平均専有面積は 77.5 ㎡ (昨年 75.4 ㎡から +2.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。道徳駅は、昨年から 5 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは聚楽園駅で昨年に比べ -41.2 %、単価は 8.5 万円/㎡となった。
上位 2 駅(名和駅、大江駅)は +327.1 %(単価 +13.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(聚楽園駅、神宮前駅)は -32.1 %(単価 -7.2 万円/㎡)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 41.7 % → 2021年 28.6 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 57.1 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった太田川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +4.3%( +1.5万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった聚楽園駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -41.2%( -5.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
名鉄常滑線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
神宮前駅 | 28.1万/㎡ (30.5年/83.8㎡) | 36.4万/㎡ (21.3年/70.0㎡) | 13.4万/㎡ (37.3年/77.5㎡) |
豊田本町駅 | 19.7万/㎡ (31.0年/67.5㎡) | 9.1万/㎡ (38.3年/75.0㎡) | 8.6万/㎡ (38.3年/70.0㎡) |
道徳駅 | 19.7万/㎡ (24.7年/75.6㎡) | 23.1万/㎡ (21.9年/90.0㎡) | 21.0万/㎡ (20.4年/75.0㎡) |
大江駅 | 16.9万/㎡ (39.0年/68.8㎡) | 7.7万/㎡ (36.3年/65.0㎡) | 18.8万/㎡ (37.3年/80.0㎡) |
大同町駅 | 17.9万/㎡ (29.8年/75.0㎡) | - | - |
柴田駅 | 15.2万/㎡ (30.3年/65.0㎡) | - | 17.1万/㎡ (28.3年/70.0㎡) |
名和駅 | 21.2万/㎡ (20.4年/80.8㎡) | 3.3万/㎡ (50.3年/45.0㎡) | - |
聚楽園駅 | 8.5万/㎡ (40.3年/80.0㎡) | 14.4万/㎡ (30.3年/90.0㎡) | - |
新日鉄前駅 | 20.8万/㎡ (21.3年/81.7㎡) | - | - |
太田川駅 | 37.4万/㎡ (12.9年/76.7㎡) | 35.8万/㎡ (15.3年/70.0㎡) | 20.0万/㎡ (27.3年/70.0㎡) |
尾張横須賀駅 | 26.4万/㎡ (15.1年/92.0㎡) | - | 17.9万/㎡ (33.3年/52.5㎡) |
寺本駅 | - | - | - |
朝倉駅 | 4.7万/㎡ (46.3年/60.0㎡) | - | - |
古見駅 | - | - | 12.4万/㎡ (29.3年/75.0㎡) |
長浦駅 | - | - | - |
日長駅 | - | - | - |
新舞子駅 | 31.5万/㎡ (10.8年/87.5㎡) | - | - |
大野町駅 | 12.3万/㎡ (27.3年/76.2㎡) | - | - |
榎戸駅 | - | 23.8万/㎡ (7.3年/80.0㎡) | 12.6万/㎡ (17.3年/77.5㎡) |
多屋駅 | - | - | - |
常滑駅 | 12.9万/㎡ (32.3年/70.0㎡) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
名和駅 21.2 万/㎡(昨年同期比 +535.2 %)
名和駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +535.2%( +17.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて +500.0%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.4年(昨年 50.3年から -59.4 %減)。平均専有面積は 80.8 ㎡ (昨年 45.0 ㎡から +79.6 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 50.3 年 → 2021年 20.4 年、-59.4 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 19.0 分 → 2021年 14.0 分、-26.3 %と大きく減少)
大江駅 16.9 万/㎡(昨年同期比 +119.1 %)
大江駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +119.1%( +9.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +300.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 39.0年(昨年 36.3年から +7.6 %増)。平均専有面積は 68.8 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +5.8 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 75.0 %)
聚楽園駅 8.5 万/㎡(昨年同期比 -41.2 %)
聚楽園駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -41.2%( -5.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 40.3年(昨年 30.3年から +33.0 %増)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 90.0 ㎡から -11.1 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 30.0 分 → 2021年 10.0 分、-66.7 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 30.3 年 → 2021年 40.3 年、+33.0 %と大きく増加)
神宮前駅 28.1 万/㎡(昨年同期比 -23.0 %)
神宮前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -23.0%( -8.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.5年(昨年 21.3年から +43.5 %増)。平均専有面積は 83.8 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +19.6 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 21.3 年 → 2021年 30.5 年、+43.5 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 4.0 分 → 2021年 6.5 分、+62.5 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 75.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示