【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜6月期の名鉄尾西線 (弥富駅~玉ノ井駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +103.8%( +21.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 49 件(1年前(2023年)に比べて -41.7%( -35件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.8年(昨年 29.0年から -31.6 %減)。平均専有面積は 60.8 ㎡ (昨年 74.5 ㎡から -18.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。西一宮駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは日比野駅で昨年に比べ +139.4 %、単価は 69.3 万円/㎡となった。
上位 2 駅(日比野駅、西一宮駅)は +82.4 %(単価 +22.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(津島駅、名鉄一宮駅)は -12.7 %(単価 -2.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 29.0 年 → 2024年 19.8 年、-31.6 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.4 % → 2024年 30.6 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 21.3 % → 2024年 40.8 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 10.7 % → 2024年 2.0 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった日比野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は69.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +139.4%( +40.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 23 件(1年前(2023年)に比べて +9.5%( +2件/㎡)と堅調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった佐屋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は11.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +4.3%( +0.5万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて +200.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
名鉄尾西線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
弥富駅 | - | - | - |
佐屋駅 | 11.4万/㎡ (25.1年/95.0㎡) | 10.9万/㎡ (24.3年/110㎡) | 15.8万/㎡ (23.4年/91.7㎡) |
日比野駅 | 69.3万/㎡ (10.2年/41.1㎡) | 29.0万/㎡ (27.6年/73.1㎡) | 25.8万/㎡ (28.5年/69.4㎡) |
津島駅 | 11.7万/㎡ (34.9年/76.7㎡) | 14.0万/㎡ (30.0年/73.9㎡) | 16.4万/㎡ (30.2年/82.3㎡) |
町方駅 | - | - | 15.4万/㎡ (32.3年/86.7㎡) |
渕高駅 | - | 11.5万/㎡ (28.3年/77.5㎡) | 8.6万/㎡ (27.8年/80.0㎡) |
丸渕駅 | 9.4万/㎡ (29.3年/80.0㎡) | - | 8.8万/㎡ (27.8年/85.0㎡) |
森上駅 | - | - | 8.8万/㎡ (36.5年/70.0㎡) |
山崎駅 | - | - | - |
萩原駅 | 13.3万/㎡ (42.3年/75.0㎡) | - | 16.5万/㎡ (40.0年/85.0㎡) |
二子駅 | 12.0万/㎡ (32.0年/75.0㎡) | 10.7万/㎡ (30.7年/80.0㎡) | 16.1万/㎡ (29.6年/72.5㎡) |
観音寺駅 | - | 11.2万/㎡ (44.4年/70.0㎡) | 15.1万/㎡ (38.8年/75.0㎡) |
名鉄一宮駅 | 22.1万/㎡ (23.6年/80.0㎡) | 24.3万/㎡ (24.4年/76.4㎡) | 21.9万/㎡ (24.9年/82.8㎡) |
西一宮駅 | 23.5万/㎡ (27.7年/75.0㎡) | 18.7万/㎡ (32.3年/70.5㎡) | 17.4万/㎡ (29.4年/74.1㎡) |
開明駅 | 13.8万/㎡ (29.3年/65.0㎡) | - | 14.7万/㎡ (23.5年/75.0㎡) |
奥町駅 | 13.9万/㎡ (28.5年/74.0㎡) | 12.4万/㎡ (29.1年/74.3㎡) | 16.6万/㎡ (23.3年/78.8㎡) |
玉ノ井駅 | - | - | 13.3万/㎡ (25.6年/87.1㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
日比野駅 69.3 万/㎡(昨年同期比 +139.4 %)
日比野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は69.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +139.4%( +40.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 23 件(1年前(2023年)に比べて +9.5%( +2件/㎡)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 10.2年(昨年 27.6年から -62.9 %減)。平均専有面積は 41.1 ㎡ (昨年 73.1 ㎡から -43.8 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 27.6 年 → 2024年 10.2 年、-62.9 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.8 % → 2024年 65.2 %)
西一宮駅 23.5 万/㎡(昨年同期比 +25.5 %)
西一宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +25.5%( +4.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.7年(昨年 32.3年から -14.2 %減)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 70.5 ㎡から +6.4 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 32.3 年 → 2024年 27.7 年、-14.2 %と減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 7.8 分 → 2024年 11.4 分、+46.2 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 60.0 % → 2024年 80.0 %)
津島駅 11.7 万/㎡(昨年同期比 -16.5 %)
津島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は11.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -16.5%( -2.3万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -78.6%( -11件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.9年(昨年 30.0年から +16.2 %増)。平均専有面積は 76.7 ㎡ (昨年 73.9 ㎡から +3.7 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 11.9 分 → 2024年 7.7 分、-35.7 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 15.4 % → 2024年 33.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 30.0 年 → 2024年 34.9 年、+16.2 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.7 % → 2024年 33.3 %)
名鉄一宮駅 22.1 万/㎡(昨年同期比 -8.9 %)
名鉄一宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -8.9%( -2.2万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 6 件(1年前(2023年)に比べて -71.4%( -15件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.6年(昨年 24.4年から -3.2 %減)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 76.4 ㎡から +4.7 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 12.8 分 → 2024年 18.3 分、+42.7 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 71.4 % → 2024年 83.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示