【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜6月期の名鉄小牧線 (上飯田駅～犬山駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -2.8％( -0.7万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 57 件(１年前(2023年)に比べて -71.9％( -146件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.4年(昨年 24.6年から +3.3 ％増)。平均専有面積は 75.5 ㎡ (昨年 77.7 ㎡から -2.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、専有面積 30 平方メートル未満の単身・独身世帯を対象としたワンルーム物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。味美駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは味鋺駅で昨年に比べ +130.7 ％、単価は 40.0 万円/㎡となった。
上位 2 駅(味鋺駅、味美駅)は +91.8 ％(単価 +15.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(小牧駅、犬山駅)は -17.0 ％(単価 -4.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 67.2 ％ → 2024年 62.5 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 29.6 ％ → 2024年 30.6 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 4.2 ％ → 2024年 2.0 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 5.1 ％ → 2024年 3.6 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった味鋺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +130.7％( +22.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -85.7％( -12件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった味岡駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +0.3％( +0.0万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -75.0％( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 名鉄小牧線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 上飯田駅 | 23.5万/㎡ (29.1年/67.5㎡) | 27.5万/㎡ (26.4年/70.5㎡) | 27.1万/㎡ (24.3年/71.2㎡) |
| 味鋺駅 | 40.0万/㎡ (24.1年/70.0㎡) | 17.3万/㎡ (31.8年/69.6㎡) | 21.3万/㎡ (25.6年/68.2㎡) |
| 味美駅 | 25.8万/㎡ (18.3年/80.0㎡) | 16.9万/㎡ (29.0年/90.0㎡) | 27.1万/㎡ (19.0年/78.0㎡) |
| 春日井駅 | 21.9万/㎡ (25.2年/80.3㎡) | 22.9万/㎡ (25.6年/81.4㎡) | 20.2万/㎡ (27.2年/79.7㎡) |
| 牛山駅 | - | - | - |
| 間内駅 | - | 10.8万/㎡ (0年/60.0㎡) | 14.3万/㎡ (16.5年/81.7㎡) |
| 小牧口駅 | 23.7万/㎡ (22.6年/67.5㎡) | 25.6万/㎡ (21.0年/80.0㎡) | 23.3万/㎡ (21.0年/83.0㎡) |
| 小牧駅 | 25.2万/㎡ (23.7年/73.3㎡) | 30.8万/㎡ (16.0年/76.7㎡) | 23.1万/㎡ (21.1年/80.7㎡) |
| 小牧原駅 | 15.9万/㎡ (30.4年/79.0㎡) | 13.5万/㎡ (25.2年/83.6㎡) | 16.5万/㎡ (25.5年/76.9㎡) |
| 味岡駅 | 10.7万/㎡ (24.0年/75.0㎡) | 10.6万/㎡ (35.3年/70.0㎡) | 13.9万/㎡ (26.9年/72.5㎡) |
| 田県神社前駅 | - | 18.7万/㎡ (27.0年/70.0㎡) | 5.4万/㎡ (34.8年/65.0㎡) |
| 羽黒駅 | - | 15.7万/㎡ (29.0年/70.0㎡) | 12.4万/㎡ (32.0年/90.0㎡) |
| 犬山駅 | 19.3万/㎡ (25.9年/76.0㎡) | 22.9万/㎡ (21.5年/76.7㎡) | 23.3万/㎡ (23.4年/76.2㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
味鋺駅 40.0 万/㎡(昨年同期比 +130.7 ％)
味鋺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +130.7％( +22.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -85.7％( -12件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.1年(昨年 31.8年から -24.1 ％減)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 69.6 ㎡から +0.5 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 31.8 年 → 2024年 24.1 年、-24.1 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 9.9 分 → 2024年 6.0 分、-39.1 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 ％ → 2024年 50.0 ％)
味美駅 25.8 万/㎡(昨年同期比 +52.9 ％)
味美駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +52.9％( +8.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -16.7％( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 18.3年(昨年 29.0年から -36.9 ％減)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 90.0 ㎡から -11.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 29.0 年 → 2024年 18.3 年、-36.9 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 23.3 分 → 2024年 7.8 分、-66.6 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 60.0 ％ → 2024年 20.0 ％)
小牧駅 25.2 万/㎡(昨年同期比 -18.4 ％)
小牧駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -18.4％( -5.7万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 9 件(１年前(2023年)に比べて -65.4％( -17件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.7年(昨年 16.0年から +48.5 ％増)。平均専有面積は 73.3 ㎡ (昨年 76.7 ㎡から -4.4 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 16.0 年 → 2024年 23.7 年、+48.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 42.3 ％ → 2024年 66.7 ％)
犬山駅 19.3 万/㎡(昨年同期比 -15.6 ％)
犬山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -15.6％( -3.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -72.2％( -13件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.9年(昨年 21.5年から +20.1 ％増)。平均専有面積は 76.0 ㎡ (昨年 76.7 ㎡から -0.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.6 ％ → 2024年 40.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 21.5 年 → 2024年 25.9 年、+20.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 76.5 ％ → 2024年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示