【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜9月期の名鉄三河線 (越戸駅～碧南駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +5.7％( +1.5万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 152 件(１年前(2023年)に比べて -12.6％( -22件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 24.0年(昨年 25.6年から -6.4 ％減)。平均専有面積は 77.6 ㎡ (昨年 77.6 ㎡から -0.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 9 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。梅坪駅、上挙母駅、三河知立駅、重原駅、刈谷駅、小垣江駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは小垣江駅で昨年に比べ +92.3 ％、単価は 7.7 万円/㎡となった。
上位 2 駅(小垣江駅、三河知立駅)は +83.9 ％(単価 +7.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(越戸駅、三河高浜駅)は -28.8 ％(単価 -5.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.0 ％ → 2024年 10.7 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 15.2 ％ → 2024年 23.3 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 10.4 ％ → 2024年 14.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 2.3 ％ → 2024年 1.3 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった刈谷駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +29.9％( +8.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 21 件(１年前(2023年)に比べて -43.2％( -16件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小垣江駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は7.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +92.3％( +3.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 名鉄三河線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 越戸駅 | 12.6万/㎡ (32.3年/70.0㎡) | 18.5万/㎡ (31.0年/65.0㎡) | 18.5万/㎡ (0年/65.0㎡) |
| 梅坪駅 | 30.5万/㎡ (19.2年/73.6㎡) | 24.3万/㎡ (29.8年/80.0㎡) | 27.3万/㎡ (23.7年/80.3㎡) |
| 豊田市駅 | 30.7万/㎡ (25.0年/77.3㎡) | 35.3万/㎡ (21.7年/75.9㎡) | 28.7万/㎡ (23.9年/76.2㎡) |
| 上挙母駅 | 36.3万/㎡ (13.4年/82.5㎡) | 24.3万/㎡ (24.2年/83.2㎡) | 25.9万/㎡ (20.2年/91.0㎡) |
| 土橋駅 | 21.1万/㎡ (32.6年/71.8㎡) | 22.4万/㎡ (31.5年/68.1㎡) | 24.1万/㎡ (26.4年/74.8㎡) |
| 竹村駅 | - | - | - |
| 若林駅 | 18.3万/㎡ (34.3年/76.2㎡) | 15.6万/㎡ (30.8年/78.8㎡) | 19.2万/㎡ (30.5年/82.0㎡) |
| 三河八橋駅 | 9.7万/㎡ (41.9年/62.5㎡) | 12.1万/㎡ (28.4年/82.5㎡) | 7.3万/㎡ (30.3年/75.0㎡) |
| 三河知立駅 | 27.5万/㎡ (22.0年/77.5㎡) | 15.6万/㎡ (33.4年/71.7㎡) | 7.1万/㎡ (44.0年/70.0㎡) |
| 知立駅 | 28.0万/㎡ (23.7年/76.7㎡) | 25.7万/㎡ (22.8年/83.1㎡) | 24.0万/㎡ (24.3年/81.6㎡) |
| 重原駅 | 32.9万/㎡ (29.0年/70.0㎡) | 24.3万/㎡ (28.0年/70.0㎡) | 40.0万/㎡ (6.5年/85.0㎡) |
| 刈谷駅 | 37.1万/㎡ (20.4年/80.0㎡) | 28.5万/㎡ (27.9年/76.4㎡) | 32.2万/㎡ (19.6年/83.3㎡) |
| 刈谷市駅 | 32.7万/㎡ (17.1年/82.4㎡) | 29.3万/㎡ (21.9年/80.8㎡) | 33.0万/㎡ (20.6年/81.5㎡) |
| 小垣江駅 | 7.7万/㎡ (32.0年/65.0㎡) | 4.0万/㎡ (41.3年/70.0㎡) | - |
| 三河高浜駅 | 14.4万/㎡ (27.4年/86.2㎡) | 19.3万/㎡ (25.8年/74.2㎡) | 20.8万/㎡ (26.8年/75.8㎡) |
| 高浜港駅 | - | - | 13.3万/㎡ (31.5年/75.0㎡) |
| 北新川駅 | - | 7.9万/㎡ (31.0年/75.0㎡) | - |
| 新川町駅 | - | - | 13.8万/㎡ (31.5年/80.0㎡) |
| 碧南中央駅 | 17.0万/㎡ (29.0年/75.0㎡) | - | 12.0万/㎡ (36.3年/75.0㎡) |
| 碧南駅 | 15.3万/㎡ (23.0年/95.0㎡) | - | 10.1万/㎡ (31.3年/80.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
小垣江駅 7.7 万/㎡(昨年同期比 +92.3 ％)
小垣江駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は7.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +92.3％( +3.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 32.0年(昨年 41.3年から -22.4 ％減)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -7.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 41.3 年 → 2024年 32.0 年、-22.4 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 9.0 分 → 2024年 24.0 分、+166.7 ％と大きく増加)
三河知立駅 27.5 万/㎡(昨年同期比 +75.5 ％)
三河知立駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +75.5％( +11.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.0年(昨年 33.4年から -34.0 ％減)。平均専有面積は 77.5 ㎡ (昨年 71.7 ㎡から +8.1 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 33.4 年 → 2024年 22.0 年、-34.0 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 13.0 分 → 2024年 6.5 分、-50.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 ％ → 2024年 50.0 ％)
越戸駅 12.6 万/㎡(昨年同期比 -31.9 ％)
越戸駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -31.9％( -5.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 32.3年(昨年 31.0年から +4.0 ％増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +7.7 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
三河高浜駅 14.4 万/㎡(昨年同期比 -25.6 ％)
三河高浜駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -25.6％( -5.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -33.3％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.4年(昨年 25.8年から +6.1 ％増)。平均専有面積は 86.2 ㎡ (昨年 74.2 ㎡から +16.3 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 83.3 ％ → 2024年 75.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 5.7 分 → 2024年 7.8 分、+36.8 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 ％ → 2024年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示