![記事監修:岩野 愛弓](/image/spacer.png)
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜9月期の名古屋市上飯田線 (上飯田駅~平安通駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -17.7%( -5.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 30 件(1年前(2023年)に比べて -36.2%( -17件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.9年(昨年 24.4年から +26.6 %増)。平均専有面積は 74.0 ㎡ (昨年 71.2 ㎡から +4.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。平安通駅は、昨年から 5 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは上飯田駅で昨年に比べ -25.3 %、単価は 20.5 万円/㎡となった。
上位 1 駅(平安通駅)は -17.3 %(単価 -6.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(上飯田駅)は -25.3 %(単価 -6.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 44.7 % → 2024年 26.7 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 10.6 % → 2024年 13.8 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 24.4 年 → 2024年 30.9 年、+26.6 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 6.9 分 → 2024年 8.0 分、+15.8 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 12.8 % → 2024年 36.7 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 42.6 % → 2024年 24.1 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった平安通駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -17.3%( -6.9万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 14 件(1年前(2023年)に比べて -17.6%( -3件/㎡)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった上飯田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -25.3%( -6.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 16 件(1年前(2023年)に比べて -46.7%( -14件/㎡)と大幅に減少しています。)。
名古屋市上飯田線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
上飯田駅 | 20.5万/㎡ (32.0年/70.9㎡) | 27.5万/㎡ (26.4年/70.5㎡) | 27.1万/㎡ (24.3年/71.2㎡) |
平安通駅 | 32.8万/㎡ (29.6年/77.5㎡) | 39.7万/㎡ (21.0年/72.4㎡) | 34.9万/㎡ (23.0年/77.9㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
平安通駅 32.8 万/㎡(昨年同期比 -17.3 %)
平安通駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -17.3%( -6.9万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 14 件(1年前(2023年)に比べて -17.6%( -3件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 29.6年(昨年 21.0年から +41.2 %増)。平均専有面積は 77.5 ㎡ (昨年 72.4 ㎡から +7.1 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 23.5 % → 2024年 21.4 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 21.0 年 → 2024年 29.6 年、+41.2 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 5.5 分 → 2024年 6.1 分、+11.0 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 11.8 % → 2024年 35.7 %)
上飯田駅 20.5 万/㎡(昨年同期比 -25.3 %)
上飯田駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -25.3%( -6.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 16 件(1年前(2023年)に比べて -46.7%( -14件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.0年(昨年 26.4年から +21.5 %増)。平均専有面積は 70.9 ㎡ (昨年 70.5 ㎡から +0.6 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 56.7 % → 2024年 31.2 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.3 % → 2024年 6.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 26.4 年 → 2024年 32.0 年、+21.5 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 7.8 分 → 2024年 9.9 分、+27.0 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 13.3 % → 2024年 37.5 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 43.3 % → 2024年 26.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示