【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年10月〜12月期のあおなみ線 (名古屋駅～野跡駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -0.7％( -0.2万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 28 件(１年前(2020年)に比べて +47.4％( +9件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.0年(昨年 24.2年から +7.7 ％増)。平均専有面積は 60.2 ㎡ (昨年 61.6 ㎡から -2.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。荒子川公園駅は、昨年から 5 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは稲永駅で昨年に比べ +159.0 ％、単価は 20.7 万円/㎡となった。
上位 2 駅(稲永駅、荒子川公園駅)は +82.6 ％(単価 +7.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(ささしまライブ駅、中島駅)は -14.8 ％(単価 -3.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 11.1 ％ → 2021年 11.1 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 21.1 ％ → 2021年 14.8 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 51.9 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった名古屋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は54.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -3.2％( -1.8万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2020年)に比べて +40.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった中島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -12.1％( -1.8万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて +25.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| あおなみ線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 名古屋駅 | 54.0万/㎡ (20.9年/25.0㎡) | 55.7万/㎡ (17.0年/23.0㎡) | 43.9万/㎡ (24.0年/31.2㎡) |
| ささしまライブ駅 | 24.2万/㎡ (38.3年/60.0㎡) | 29.3万/㎡ (13.8年/75.0㎡) | - |
| 小本駅 | - | - | - |
| 荒子駅 | 20.0万/㎡ (21.8年/90.0㎡) | 21.6万/㎡ (25.8年/67.5㎡) | 33.7万/㎡ (22.8年/75.0㎡) |
| 南荒子駅 | 32.0万/㎡ (24.8年/75.0㎡) | - | - |
| 中島駅 | 13.3万/㎡ (30.8年/78.0㎡) | 15.1万/㎡ (33.1年/88.8㎡) | 15.2万/㎡ (37.3年/71.2㎡) |
| 港北駅 | 17.3万/㎡ (29.1年/66.4㎡) | 16.6万/㎡ (29.8年/72.5㎡) | 23.7万/㎡ (15.3年/67.5㎡) |
| 荒子川公園駅 | 25.2万/㎡ (31.8年/62.5㎡) | 23.7万/㎡ (20.4年/70.0㎡) | 28.8万/㎡ (10.3年/75.0㎡) |
| 稲永駅 | 20.7万/㎡ (14.4年/81.7㎡) | 8.0万/㎡ (32.3年/67.5㎡) | 20.7万/㎡ (7.8年/75.0㎡) |
| 野跡駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
稲永駅 20.7 万/㎡(昨年同期比 +159.0 ％)
稲永駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +159.0％( +12.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +50.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 14.4年(昨年 32.3年から -55.3 ％減)。平均専有面積は 81.7 ㎡ (昨年 67.5 ㎡から +21.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 32.3 年 → 2021年 14.4 年、-55.3 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 17.0 分 → 2021年 10.0 分、-41.2 ％と大きく減少)
荒子川公園駅 25.2 万/㎡(昨年同期比 +6.1 ％)
荒子川公園駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +6.1％( +1.5万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて -33.3％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.8年(昨年 20.4年から +55.5 ％増)。平均専有面積は 62.5 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -10.7 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 20.4 年 → 2021年 31.8 年、+55.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 7.3 分 → 2021年 16.5 分、+125.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 66.7 ％ → 2021年 100.0 ％)
ささしまライブ駅 24.2 万/㎡(昨年同期比 -17.6 ％)
ささしまライブ駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -17.6％( -5.2万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 38.3年(昨年 13.8年から +178.1 ％増)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から -20.0 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 13.8 年 → 2021年 38.3 年、+178.1 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 7.0 分 → 2021年 10.0 分、+42.9 ％と大きく増加)
中島駅 13.3 万/㎡(昨年同期比 -12.1 ％)
中島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -12.1％( -1.8万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて +25.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.8年(昨年 33.1年から -7.1 ％減)。平均専有面積は 78.0 ㎡ (昨年 88.8 ㎡から -12.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 17.5 分 → 2021年 9.0 分、-48.6 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 75.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示