【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年1月〜3月期のあおなみ線 (名古屋駅~野跡駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -16.4%( -6.7万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 36 件(1年前(2020年)に比べて +176.9%( +23件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.7年(昨年 14.3年から +66.4 %増)。平均専有面積は 64.6 ㎡ (昨年 55.0 ㎡から +17.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。名古屋駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは名古屋駅で昨年に比べ +27.3 %、単価は 80.6 万円/㎡となった。
上位 1 駅(名古屋駅)は +27.3 %(単価 +17.3 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(荒子駅)は -50.9 %(単価 -18.5 万円/㎡)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 14.3 年 → 2021年 23.7 年、+66.4 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 9.2 分 → 2021年 11.7 分、+27.2 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 % → 2021年 54.3 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった名古屋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は80.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +27.3%( +17.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった稲永駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -8.9%( -1.6万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 4 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
あおなみ線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
名古屋駅 | 80.6万/㎡ (17.3年/36.7㎡) | 63.3万/㎡ (10.5年/35.8㎡) | 42.1万/㎡ (19.7年/20.0㎡) |
ささしまライブ駅 | 27.8万/㎡ (27.4年/68.3㎡) | - | - |
小本駅 | 27.4万/㎡ (17.0年/80.0㎡) | - | - |
荒子駅 | 17.8万/㎡ (32.5年/65.0㎡) | 36.2万/㎡ (6.0年/80.0㎡) | - |
南荒子駅 | - | 7.1万/㎡ (36.0年/70.0㎡) | - |
中島駅 | 13.9万/㎡ (31.5年/79.0㎡) | - | 10.0万/㎡ (0年/70.0㎡) |
港北駅 | 18.0万/㎡ (22.0年/78.3㎡) | 27.1万/㎡ (15.0年/85.0㎡) | 11.2万/㎡ (30.3年/76.2㎡) |
荒子川公園駅 | 25.9万/㎡ (18.7年/58.3㎡) | 23.8万/㎡ (12.0年/65.0㎡) | 18.7万/㎡ (16.0年/68.0㎡) |
稲永駅 | 16.0万/㎡ (22.0年/75.0㎡) | 17.6万/㎡ (27.0年/67.5㎡) | 21.2万/㎡ (7.0年/85.0㎡) |
野跡駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
名古屋駅 80.6 万/㎡(昨年同期比 +27.3 %)
名古屋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は80.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +27.3%( +17.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.3年(昨年 10.5年から +65.1 %増)。平均専有面積は 36.7 ㎡ (昨年 35.8 ㎡から +2.3 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 7.0 分 → 2021年 6.1 分、-12.7 %と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 10.5 年 → 2021年 17.3 年、+65.1 %と大きく増加)
荒子駅 17.8 万/㎡(昨年同期比 -50.9 %)
荒子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -50.9%( -18.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 32.5年(昨年 6.0年から +441.5 %増)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から -18.8 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 6.0 年 → 2021年 32.5 年、+441.5 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 8.0 分 → 2021年 12.5 分、+56.2 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示