【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年1月〜12月期のJR山陰本線 (松江駅～出雲市駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +6.9％( +1.7万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 52 件(１年前(2020年)に比べて +44.4％( +16件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.5年(昨年 17.7年から -1.2 ％減)。平均専有面積は 76.3 ㎡ (昨年 75.3 ㎡から +1.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全体的に上昇基調。出雲市駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは出雲市駅で昨年に比べ +11.1 ％、単価は 29.4 万円/㎡となった。
上位 1 駅(出雲市駅)は +11.1 ％(単価 +2.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(松江駅)は +3.4 ％(単価 +0.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 8.3 ％ → 2021年 13.5 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 43.8 ％ → 2021年 42.0 ％)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 12.5 ％ → 2021年 4.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった出雲市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +11.1％( +2.9万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 8 件(１年前(2020年)に比べて +60.0％( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった乃木駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +6.3％( +1.4万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2020年)に比べて +150.0％( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| JR山陰本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 松江駅 | 25.4万/㎡ (18.1年/74.4㎡) | 24.6万/㎡ (19.1年/77.4㎡) | 21.0万/㎡ (19.6年/70.4㎡) |
| 乃木駅 | 23.6万/㎡ (21.5年/84.0㎡) | 22.2万/㎡ (18.1年/82.5㎡) | 25.3万/㎡ (16.0年/75.0㎡) |
| 玉造温泉駅 | - | 15.3万/㎡ (4.3年/57.5㎡) | - |
| 直江駅 | - | - | - |
| 出雲市駅 | 29.4万/㎡ (11.4年/81.2㎡) | 26.5万/㎡ (16.5年/68.0㎡) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
出雲市駅 29.4 万/㎡(昨年同期比 +11.1 ％)
出雲市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +11.1％( +2.9万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 8 件(１年前(2020年)に比べて +60.0％( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 11.4年(昨年 16.5年から -30.5 ％減)。平均専有面積は 81.2 ㎡ (昨年 68.0 ㎡から +19.5 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 16.5 年 → 2021年 11.4 年、-30.5 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 16.6 分 → 2021年 25.6 分、+54.4 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 ％ → 2021年 12.5 ％)
松江駅 25.4 万/㎡(昨年同期比 +3.4 ％)
松江駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +3.4％( +0.8万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 39 件(１年前(2020年)に比べて +44.4％( +12件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.1年(昨年 19.1年から -4.9 ％減)。平均専有面積は 74.4 ㎡ (昨年 77.4 ㎡から -3.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 25.3 分 → 2021年 21.5 分、-15.1 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 54.2 ％ → 2021年 47.4 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示