【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年7月〜9月期のJR東北本線 (一ノ関駅~盛岡駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -1.0%( -0.3万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 43 件(1年前(2020年)に比べて +72.0%( +18件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.5年(昨年 23.7年から +16.2 %増)。平均専有面積は 58.7 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から -2.1 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。仙北町駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは一ノ関駅で昨年に比べ +4042.9 %、単価は 41.4 万円/㎡となった。
上位 1 駅(一ノ関駅)は +4042.9 %(単価 +40.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(盛岡駅)は -13.8 %(単価 -3.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 23.1 分 → 2021年 16.4 分、-28.9 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2020年 60.9 % → 2021年 56.4 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 23.7 年 → 2021年 27.5 年、+16.2 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 4.3 % → 2021年 15.4 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 12.0 % → 2021年 8.8 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった一ノ関駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +4042.9%( +40.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった仙北町駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +54.5%( +6.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -50.0%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
JR東北本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
一ノ関駅 | 41.4万/㎡ (5.5年/70.0㎡) | 1.0万/㎡ (23.5年/50.0㎡) | 1.0万/㎡ (22.5年/50.0㎡) |
水沢駅 | 27.7万/㎡ (15.5年/65.0㎡) | - | 13.8万/㎡ (25.5年/65.0㎡) |
北上駅 | - | - | - |
花巻駅 | - | - | - |
矢幅駅 | - | - | - |
岩手飯岡駅 | 17.4万/㎡ (29.0年/57.5㎡) | - | - |
仙北町駅 | 17.6万/㎡ (30.5年/72.5㎡) | 11.4万/㎡ (35.2年/41.2㎡) | 15.7万/㎡ (31.0年/72.5㎡) |
盛岡駅 | 24.0万/㎡ (28.3年/57.6㎡) | 27.9万/㎡ (21.9年/64.2㎡) | 19.8万/㎡ (25.6年/51.9㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
一ノ関駅 41.4 万/㎡(昨年同期比 +4042.9 %)
一ノ関駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +4042.9%( +40.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 5.5年(昨年 23.5年から -76.6 %減)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 50.0 ㎡から +40.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 23.5 年 → 2021年 5.5 年、-76.6 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 120.0 分 → 2021年 1.0 分、-99.2 %と大きく減少)
盛岡駅 24.0 万/㎡(昨年同期比 -13.8 %)
盛岡駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -13.8%( -3.8万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 37 件(1年前(2020年)に比べて +85.0%( +17件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.3年(昨年 21.9年から +29.2 %増)。平均専有面積は 57.6 ㎡ (昨年 64.2 ㎡から -10.4 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 21.9 年 → 2021年 28.3 年、+29.2 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 15.0 % → 2021年 7.1 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示