物件種別
対象路線
調査期間

この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

記事監修:岩野 愛弓
【監修者】

宅地建物取引士・日商簿記2級

岩野 愛弓 (監修者)

注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...

中古マンション相場の概況

2024年1月〜6月期の岡山電軌東山線 (岡山駅前駅東山・おかでんミュージアム駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +9.4%( +2.9万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 16 件(1年前(2023年)に比べて -38.5%( -10件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 20.9年(昨年 23.7年から -11.5 %減)。平均専有面積は 75.3 ㎡ (昨年 82.3 ㎡から -8.5 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。西大寺町・岡山芸術創造劇場ハレノワ前駅中納言駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは西大寺町・岡山芸術創造劇場ハレノワ前駅で昨年に比べ +74.9 %、単価は 48.6 万円/㎡となった。

上位 2 駅(西大寺町・岡山芸術創造劇場ハレノワ前駅中納言駅)は +57.9 %(単価 +15.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(東山・おかでんミュージアム駅県庁通り駅)は -6.2 %(単価 -1.3 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2023年 23.7 年 → 2024年 20.9 年、-11.5 %と減少)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.8 % → 2024年 12.5 %)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 26.9 % → 2024年 43.8 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2023年 5.0 分 → 2024年 5.6 分、+12.5 %と増加)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 38.5 % → 2024年 31.2 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった西大寺町・岡山芸術創造劇場ハレノワ前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は48.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +74.9%( +20.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて +50.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった東山・おかでんミュージアム駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -13.5%( -3.2万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて +33.3%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

岡山電軌東山線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
岡山電軌東山線現状(2024)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
岡山駅前駅--41.4万/㎡
(9.8年/70.0㎡)
西川緑道公園駅15.6万/㎡
(51.3年/25.0㎡)
--
柳川駅-35.8万/㎡
(23.4年/91.7㎡)
33.6万/㎡
(26.0年/51.7㎡)
城下駅41.1万/㎡
(12.6年/77.5㎡)
40.0万/㎡
(33.4年/72.5㎡)
38.9万/㎡
(20.8年/95.0㎡)
県庁通り駅47.6万/㎡
(12.0年/105㎡)
47.1万/㎡
(10.0年/105㎡)
45.3万/㎡
(7.5年/87.5㎡)
西大寺町・岡山芸術創造劇場ハレノワ前駅48.6万/㎡
(15.0年/66.7㎡)
27.8万/㎡
(27.0年/67.5㎡)
18.0万/㎡
(32.8年/25.0㎡)
中納言駅35.9万/㎡
(13.0年/85.0㎡)
25.5万/㎡
(26.1年/80.0㎡)
30.0万/㎡
(22.6年/80.8㎡)
門田屋敷駅32.8万/㎡
(15.5年/81.7㎡)
31.5万/㎡
(18.8年/82.1㎡)
27.3万/㎡
(21.4年/77.9㎡)
東山・おかでんミュージアム駅20.3万/㎡
(32.2年/76.2㎡)
23.5万/㎡
(30.1年/80.0㎡)
27.5万/㎡
(23.5年/87.5㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

西大寺町・岡山芸術創造劇場ハレノワ前駅48.6 万/㎡(昨年同期比 +74.9 %)

西大寺町・岡山芸術創造劇場ハレノワ前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は48.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +74.9%( +20.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて +50.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 15.0年(昨年 27.0年から -44.4 %減)。平均専有面積は 66.7 ㎡ (昨年 67.5 ㎡から -1.2 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2023年 27.0 年 → 2024年 15.0 年、-44.4 %と大きく減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 33.3 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 33.3 %)

中納言駅35.9 万/㎡(昨年同期比 +40.9 %)

中納言駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +40.9%( +10.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -71.4%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 13.0年(昨年 26.1年から -50.1 %減)。平均専有面積は 85.0 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から +6.2 %増)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2023年 26.1 年 → 2024年 13.0 年、-50.1 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 % → 2024年 100.0 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 42.9 % → 2024年 50.0 %)

東山・おかでんミュージアム駅20.3 万/㎡(昨年同期比 -13.5 %)

東山・おかでんミュージアム駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -13.5%( -3.2万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて +33.3%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。

平均築年数は 32.2年(昨年 30.1年から +7.0 %増)。平均専有面積は 76.2 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から -4.7 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 50.0 %)

価格下落要因

  • 駅からの平均距離が増加(2023年 11.7 分 → 2024年 13.2 分、+13.6 %と増加)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 25.0 %)

県庁通り駅47.6 万/㎡(昨年同期比 +1.2 %)

県庁通り駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は47.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +1.2%( +0.6万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 12.0年(昨年 10.0年から +20.0 %増)。平均専有面積は 105.0 ㎡ (昨年 105.0 ㎡から +0.0 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 3.0 分 → 2024年 2.0 分、-33.3 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 100.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2023年 10.0 年 → 2024年 12.0 年、+20.0 %と増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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