【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2020年10月〜12月期の山陽新幹線 (徳山駅~新下関駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -11.6%( -2.5万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 17 件(1年前(2019年)に比べて +112.5%( +9件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.6年(昨年 19.1年から +18.0 %増)。平均専有面積は 62.4 ㎡ (昨年 80.6 ㎡から -22.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。新山口駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは徳山駅で昨年に比べ -22.1 %、単価は 17.1 万円/㎡となった。
上位 1 駅(新下関駅)は +2.4 %(単価 +0.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(徳山駅)は -22.1 %(単価 -4.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2019年 15.4 分 → 2020年 13.7 分、-10.9 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 % → 2020年 41.2 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2019年 19.1 年 → 2020年 22.6 年、+18.0 %と増加)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 12.5 % → 2020年 5.9 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった新山口駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -3.0%( -0.8万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 3 件(1年前(2019年)に比べて +50.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった徳山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -22.1%( -4.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2019年)に比べて +166.7%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
山陽新幹線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
徳山駅 | 17.1万/㎡ (23.1年/54.4㎡) | 21.9万/㎡ (21.1年/70.0㎡) | 17.8万/㎡ (23.4年/74.2㎡) |
新山口駅 | 25.7万/㎡ (15.4年/68.3㎡) | 26.5万/㎡ (12.3年/85.0㎡) | 24.2万/㎡ (13.1年/80.8㎡) |
厚狭駅 | - | - | - |
新下関駅 | 19.2万/㎡ (25.4年/70.0㎡) | 18.8万/㎡ (21.8年/88.3㎡) | 22.4万/㎡ (0年/85.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
新下関駅 19.2 万/㎡(昨年同期比 +2.4 %)
新下関駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて +2.4%( +0.5万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.4年(昨年 21.8年から +16.9 %増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 88.3 ㎡から -20.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 13.7 分 → 2020年 9.7 分、-29.3 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 66.7 % → 2020年 16.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2019年 21.8 年 → 2020年 25.4 年、+16.9 %と増加)
徳山駅 17.1 万/㎡(昨年同期比 -22.1 %)
徳山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2019年)に比べて -22.1%( -4.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2019年)に比べて +166.7%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.1年(昨年 21.1年から +9.7 %増)。平均専有面積は 54.4 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -22.3 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 66.7 % → 2020年 62.5 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示