【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年1月〜3月期のJR桜井線 (奈良駅～高田駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -9.0％( -2.0万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 29 件(１年前(2021年)に比べて -9.4％( -3件/㎡)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 25.9年(昨年 24.8年から +4.5 ％増)。平均専有面積は 68.8 ㎡ (昨年 71.1 ㎡から -3.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。京終駅、桜井駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは京終駅で昨年に比べ +62.0 ％、単価は 21.5 万円/㎡となった。
上位 1 駅(京終駅)は +62.0 ％(単価 +8.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(奈良駅)は -27.8 ％(単価 -8.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 9.4 ％ → 2022年 17.9 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 40.6 ％ → 2022年 39.3 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった奈良駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -27.8％( -8.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(１年前(2021年)に比べて -15.4％( -2件/㎡)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった桜井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +33.6％( +4.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR桜井線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 奈良駅 | 22.3万/㎡ (25.2年/65.5㎡) | 30.9万/㎡ (21.6年/71.2㎡) | 29.7万/㎡ (17.9年/62.2㎡) |
| 京終駅 | 21.5万/㎡ (20.0年/72.5㎡) | 13.3万/㎡ (32.0年/70.0㎡) | 20.0万/㎡ (30.0年/65.0㎡) |
| 帯解駅 | - | - | - |
| 天理駅 | - | 21.8万/㎡ (13.0年/55.0㎡) | 20.0万/㎡ (17.0年/70.0㎡) |
| 三輪駅 | 9.7万/㎡ (38.5年/60.0㎡) | - | - |
| 桜井駅 | 16.5万/㎡ (24.0年/70.0㎡) | 12.3万/㎡ (32.0年/69.2㎡) | 22.7万/㎡ (13.0年/75.0㎡) |
| 香久山駅 | - | - | - |
| 畝傍駅 | 17.3万/㎡ (24.0年/75.0㎡) | 22.7万/㎡ (28.0年/75.0㎡) | - |
| 高田駅 | 22.2万/㎡ (26.1年/72.5㎡) | 19.0万/㎡ (24.7年/73.5㎡) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
京終駅 21.5 万/㎡(昨年同期比 +62.0 ％)
京終駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +62.0％( +8.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.0年(昨年 32.0年から -37.5 ％減)。平均専有面積は 72.5 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +3.6 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 32.0 年 → 2022年 20.0 年、-37.5 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 10.0 分 → 2022年 7.5 分、-25.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 50.0 ％)
奈良駅 22.3 万/㎡(昨年同期比 -27.8 ％)
奈良駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -27.8％( -8.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(１年前(2021年)に比べて -15.4％( -2件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 25.2年(昨年 21.6年から +16.5 ％増)。平均専有面積は 65.5 ㎡ (昨年 71.2 ㎡から -8.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 46.2 ％ → 2022年 60.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 21.6 年 → 2022年 25.2 年、+16.5 ％と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 6.5 分 → 2022年 7.2 分、+10.1 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 30.8 ％ → 2022年 36.4 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示