
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2019年1月〜12月期の近鉄生駒線 (王寺駅~生駒駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -22.2%( -5.0万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 33 件(1年前(2018年)に比べて -43.1%( -25件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 24.6年(昨年 20.9年から +17.6 %増)。平均専有面積は 68.6 ㎡ (昨年 68.0 ㎡から +0.9 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。勢野北口駅、一分駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは勢野北口駅で昨年に比べ +95.0 %、単価は 15.0 万円/㎡となった。
上位 2 駅(勢野北口駅、一分駅)は +64.9 %(単価 +5.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(生駒駅、南生駒駅)は -22.4 %(単価 -4.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 1.8 % → 2019年 3.2 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2018年 20.9 年 → 2019年 24.6 年、+17.6 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 3.5 % → 2019年 9.7 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2018年 34.5 % → 2019年 27.3 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった王寺駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -4.1%( -1.0万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2018年)に比べて -50.0%( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった南生駒駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -13.8%( -1.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて +100.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
近鉄生駒線 | 現状(2019) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
王寺駅 | 24.3万/㎡ (16.3年/67.1㎡) | 25.3万/㎡ (16.1年/69.3㎡) | 38.2万/㎡ (6.9年/63.2㎡) |
勢野北口駅 | 15.0万/㎡ (29.5年/80.0㎡) | 7.7万/㎡ (22.8年/65.0㎡) | - |
東山駅 | - | 20.0万/㎡ (22.5年/65.0㎡) | - |
萩の台駅 | 13.5万/㎡ (27.8年/75.0㎡) | 11.4万/㎡ (28.5年/84.0㎡) | 13.3万/㎡ (25.9年/85.0㎡) |
南生駒駅 | 9.9万/㎡ (23.8年/70.0㎡) | 11.5万/㎡ (22.5年/75.0㎡) | 10.3万/㎡ (23.0年/71.2㎡) |
一分駅 | 10.9万/㎡ (38.5年/56.7㎡) | 8.1万/㎡ (37.5年/53.3㎡) | 8.7万/㎡ (33.6年/60.0㎡) |
菜畑駅 | 14.8万/㎡ (30.0年/75.0㎡) | 14.2万/㎡ (24.8年/68.8㎡) | 7.4万/㎡ (37.2年/70.0㎡) |
生駒駅 | 18.4万/㎡ (22.1年/67.7㎡) | 26.6万/㎡ (19.3年/66.0㎡) | 26.7万/㎡ (19.5年/64.4㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
勢野北口駅 15.0 万/㎡(昨年同期比 +95.0 %)
勢野北口駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は15.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +95.0%( +7.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 29.5年(昨年 22.8年から +29.7 %増)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +23.1 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2018年 19.0 分 → 2019年 6.0 分、-68.4 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2018年 22.8 年 → 2019年 29.5 年、+29.7 %と大きく増加)
一分駅 10.9 万/㎡(昨年同期比 +34.8 %)
一分駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて +34.8%( +2.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 38.5年(昨年 37.5年から +2.7 %増)。平均専有面積は 56.7 ㎡ (昨年 53.3 ㎡から +6.2 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 33.3 % → 2019年 33.3 %)
生駒駅 18.4 万/㎡(昨年同期比 -30.9 %)
生駒駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は18.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -30.9%( -8.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(1年前(2018年)に比べて -55.2%( -16件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.1年(昨年 19.3年から +14.9 %増)。平均専有面積は 67.7 ㎡ (昨年 66.0 ㎡から +2.5 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2018年 19.3 年 → 2019年 22.1 年、+14.9 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2018年 55.2 % → 2019年 66.7 %)
南生駒駅 9.9 万/㎡(昨年同期比 -13.8 %)
南生駒駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は9.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2018年)に比べて -13.8%( -1.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2018年)に比べて +100.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.8年(昨年 22.5年から +5.5 %増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から -6.7 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2018年 100.0 % → 2019年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2018年 9.0 分 → 2019年 11.0 分、+22.2 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示