【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2020年1月〜12月期の近鉄けいはんな線 (生駒駅～学研奈良登美ケ丘駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +35.8％( +8.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 53 件(１年前(2019年)に比べて +76.7％( +23件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 15.9年(昨年 19.6年から -18.8 ％減)。平均専有面積は 73.7 ㎡ (昨年 71.5 ㎡から +3.0 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全体的に上昇基調。生駒駅、学研奈良登美ケ丘駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは生駒駅で昨年に比べ +69.9 ％、単価は 31.2 万円/㎡となった。
上位 1 駅(生駒駅)は +69.9 ％(単価 +12.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(白庭台駅)は +0.9 ％(単価 +0.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2019年 19.6 年 → 2020年 15.9 年、-18.8 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 12.1 分 → 2020年 8.8 分、-27.0 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 10.0 ％ → 2020年 32.1 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 6.9 ％ → 2020年 11.3 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 10.0 ％ → 2020年 7.5 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2019年 44.8 ％ → 2020年 45.3 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった白庭台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +0.9％( +0.4万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった生駒駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +69.9％( +12.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 29 件(１年前(2019年)に比べて +123.1％( +16件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 近鉄けいはんな線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 生駒駅 | 31.2万/㎡ (17.3年/70.5㎡) | 18.4万/㎡ (22.1年/67.7㎡) | 26.6万/㎡ (19.3年/66.0㎡) |
| 白庭台駅 | 41.8万/㎡ (8.3年/78.3㎡) | 41.4万/㎡ (9.5年/86.7㎡) | 43.9万/㎡ (6.3年/77.5㎡) |
| 学研北生駒駅 | - | - | - |
| 学研奈良登美ケ丘駅 | 34.5万/㎡ (16.3年/77.2㎡) | 27.0万/㎡ (19.6年/71.8㎡) | 30.4万/㎡ (14.4年/80.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
生駒駅 31.2 万/㎡(昨年同期比 +69.9 ％)
生駒駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +69.9％( +12.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 29 件(１年前(2019年)に比べて +123.1％( +16件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.3年(昨年 22.1年から -21.9 ％減)。平均専有面積は 70.5 ㎡ (昨年 67.7 ㎡から +4.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 22.1 年 → 2020年 17.3 年、-21.9 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 11.7 分 → 2020年 8.2 分、-29.8 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 23.1 ％ → 2020年 44.8 ％)
白庭台駅 41.8 万/㎡(昨年同期比 +0.9 ％)
白庭台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +0.9％( +0.4万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 8.3年(昨年 9.5年から -13.1 ％減)。平均専有面積は 78.3 ㎡ (昨年 86.7 ㎡から -9.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2019年 9.5 年 → 2020年 8.3 年、-13.1 ％と減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 2.0 分 → 2020年 2.5 分、+25.0 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示