【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年1月〜3月期の近鉄長野線 (古市駅～河内長野駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +16.2％( +2.7万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 17 件(１年前(2021年)に比べて -19.0％( -4件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 22.8年(昨年 25.9年から -12.0 ％減)。平均専有面積は 70.6 ㎡ (昨年 72.9 ㎡から -3.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。富田林西口駅、河内長野駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは河内長野駅で昨年に比べ +57.3 ％、単価は 24.3 万円/㎡となった。
上位 1 駅(河内長野駅)は +57.3 ％(単価 +8.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(富田林駅)は -7.2 ％(単価 -1.9 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 25.9 年 → 2022年 22.8 年、-12.0 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 8.1 分 → 2022年 6.2 分、-24.1 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 19.0 ％ → 2022年 52.9 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 23.8 ％ → 2022年 5.9 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった富田林駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -7.2％( -1.9万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -33.3％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった汐ノ宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は5.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +12.4％( +0.6万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 近鉄長野線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 古市駅 | - | 20.5万/㎡ (24.4年/65.0㎡) | 9.9万/㎡ (26.0年/70.0㎡) |
| 喜志駅 | 18.2万/㎡ (25.0年/55.0㎡) | - | - |
| 富田林駅 | 24.7万/㎡ (16.0年/65.0㎡) | 26.7万/㎡ (19.3年/80.0㎡) | 27.3万/㎡ (19.0年/75.0㎡) |
| 富田林西口駅 | 22.4万/㎡ (20.3年/67.5㎡) | 14.3万/㎡ (28.3年/62.5㎡) | - |
| 川西駅 | 13.1万/㎡ (27.7年/75.0㎡) | 11.7万/㎡ (27.6年/80.0㎡) | - |
| 滝谷不動駅 | - | - | - |
| 汐ノ宮駅 | 5.3万/㎡ (32.0年/102㎡) | 4.7万/㎡ (31.0年/95.0㎡) | - |
| 河内長野駅 | 24.3万/㎡ (20.4年/63.0㎡) | 15.4万/㎡ (27.0年/73.3㎡) | 8.4万/㎡ (29.5年/70.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
河内長野駅 24.3 万/㎡(昨年同期比 +57.3 ％)
河内長野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +57.3％( +8.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて +66.7％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.4年(昨年 27.0年から -24.4 ％減)。平均専有面積は 63.0 ㎡ (昨年 73.3 ㎡から -14.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 27.0 年 → 2022年 20.4 年、-24.4 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 10.3 分 → 2022年 6.2 分、-40.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 40.0 ％)
富田林駅 24.7 万/㎡(昨年同期比 -7.2 ％)
富田林駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -7.2％( -1.9万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -33.3％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.0年(昨年 19.3年から -17.2 ％減)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から -18.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 19.3 年 → 2022年 16.0 年、-17.2 ％と減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 1.0 分 → 2022年 4.0 分、+300.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示