【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年7月〜9月期の近鉄長野線 (古市駅~河内長野駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +46.1%( +5.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 22 件(1年前(2020年)に比べて +175.0%( +14件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.4年(昨年 28.6年から -14.7 %減)。平均専有面積は 68.4 ㎡ (昨年 68.1 ㎡から +0.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。ほとんどの駅において下落した。川西駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは富田林駅で昨年に比べ +148.4 %、単価は 22.9 万円/㎡となった。
上位 1 駅(富田林駅)は +148.4 %(単価 +13.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(河内長野駅)は +10.0 %(単価 +1.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 28.6 年 → 2021年 24.4 年、-14.7 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 11.0 分 → 2021年 8.8 分、-20.2 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 68.2 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 12.5 % → 2021年 4.5 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった富田林駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +148.4%( +13.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった川西駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は13.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +12.7%( +1.6万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
近鉄長野線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
古市駅 | 16.4万/㎡ (25.5年/77.0㎡) | - | 18.8万/㎡ (23.9年/71.7㎡) |
喜志駅 | - | - | - |
富田林駅 | 22.9万/㎡ (15.5年/70.0㎡) | 9.2万/㎡ (29.5年/50.0㎡) | - |
富田林西口駅 | 17.1万/㎡ (20.4年/63.8㎡) | - | 14.6万/㎡ (28.5年/70.0㎡) |
川西駅 | 13.9万/㎡ (24.5年/70.0㎡) | 12.3万/㎡ (26.9年/68.3㎡) | 14.3万/㎡ (23.5年/70.0㎡) |
滝谷不動駅 | - | - | - |
汐ノ宮駅 | - | 2.7万/㎡ (30.5年/75.0㎡) | 7.4万/㎡ (29.5年/85.0㎡) |
河内長野駅 | 14.9万/㎡ (30.4年/66.7㎡) | 13.5万/㎡ (29.5年/71.7㎡) | 13.4万/㎡ (27.5年/65.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
富田林駅 22.9 万/㎡(昨年同期比 +148.4 %)
富田林駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +148.4%( +13.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 15.5年(昨年 29.5年から -47.5 %減)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 50.0 ㎡から +40.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 29.5 年 → 2021年 15.5 年、-47.5 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 10.0 分 → 2021年 4.0 分、-60.0 %と大きく減少)
河内長野駅 14.9 万/㎡(昨年同期比 +10.0 %)
河内長野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +10.0%( +1.4万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.4年(昨年 29.5年から +2.8 %増)。平均専有面積は 66.7 ㎡ (昨年 71.7 ㎡から -7.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 11.7 分 → 2021年 10.0 分、-14.3 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 66.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示