【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜3月期の京阪交野線 (枚方市駅～河内森駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は24.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -15.8％( -4.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 28 件(１年前(2023年)に比べて -80.8％( -118件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.8年(昨年 27.1年から +17.4 ％増)。平均専有面積は 74.5 ㎡ (昨年 77.4 ㎡から -3.7 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。星ケ丘駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは星ケ丘駅で昨年に比べ +24.4 ％、単価は 22.7 万円/㎡となった。
上位 2 駅(星ケ丘駅、交野市駅)は +16.7 ％(単価 +3.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(村野駅、宮之阪駅)は -52.2 ％(単価 -12.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.5 ％ → 2024年 9.1 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 16.9 ％ → 2024年 22.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 27.1 年 → 2024年 31.8 年、+17.4 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.7 ％ → 2024年 33.3 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 43.8 ％ → 2024年 44.4 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった交野市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +8.9％( +2.3万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて -72.7％( -16件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった村野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は6.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -67.7％( -12.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -87.5％( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 京阪交野線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 枚方市駅 | 27.4万/㎡ (29.4年/71.0㎡) | 32.5万/㎡ (26.2年/78.4㎡) | 28.6万/㎡ (27.6年/77.2㎡) |
| 宮之阪駅 | 21.1万/㎡ (34.0年/90.0㎡) | 33.4万/㎡ (22.3年/79.3㎡) | 21.7万/㎡ (21.5年/60.0㎡) |
| 星ケ丘駅 | 22.7万/㎡ (26.0年/75.0㎡) | 18.2万/㎡ (25.5年/76.7㎡) | - |
| 村野駅 | 6.2万/㎡ (58.0年/55.0㎡) | 19.1万/㎡ (30.1年/81.2㎡) | 20.8万/㎡ (25.1年/81.9㎡) |
| 郡津駅 | 13.9万/㎡ (39.3年/77.5㎡) | 14.2万/㎡ (43.3年/65.8㎡) | 13.3万/㎡ (39.3年/65.0㎡) |
| 交野市駅 | 28.0万/㎡ (28.7年/81.7㎡) | 25.7万/㎡ (23.9年/77.0㎡) | 24.0万/㎡ (24.3年/73.8㎡) |
| 河内森駅 | - | - | 20.0万/㎡ (26.3年/70.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
星ケ丘駅 22.7 万/㎡(昨年同期比 +24.4 ％)
星ケ丘駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +24.4％( +4.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.0年(昨年 25.5年から +2.0 ％増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 76.7 ㎡から -2.2 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 17.0 分 → 2024年 19.0 分、+11.8 ％と増加)
交野市駅 28.0 万/㎡(昨年同期比 +8.9 ％)
交野市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて +8.9％( +2.3万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて -72.7％( -16件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.7年(昨年 23.9年から +20.1 ％増)。平均専有面積は 81.7 ㎡ (昨年 77.0 ㎡から +6.0 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 10.7 分 → 2024年 6.2 分、-42.3 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 9.1 ％ → 2024年 66.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 23.9 年 → 2024年 28.7 年、+20.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 81.8 ％ → 2024年 83.3 ％)
村野駅 6.2 万/㎡(昨年同期比 -67.7 ％)
村野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は6.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -67.7％( -12.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -87.5％( -7件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 58.0年(昨年 30.1年から +92.5 ％増)。平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 81.2 ㎡から -32.3 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 30.1 年 → 2024年 58.0 年、+92.5 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 ％ → 2024年 100.0 ％)
宮之阪駅 21.1 万/㎡(昨年同期比 -36.7 ％)
宮之阪駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2023年)に比べて -36.7％( -12.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -92.9％( -13件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.0年(昨年 22.3年から +52.3 ％増)。平均専有面積は 90.0 ㎡ (昨年 79.3 ㎡から +13.5 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 22.3 年 → 2024年 34.0 年、+52.3 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 4.1 分 → 2024年 5.0 分、+20.7 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 57.1 ％ → 2024年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示