【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年1月〜12月期の京阪交野線 (枚方市駅～河内森駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +13.2％( +3.4万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 94 件(１年前(2022年)に比べて +3.3％( +3件/㎡)と小幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.1年(昨年 27.7年から -2.0 ％減)。平均専有面積は 76.3 ㎡ (昨年 74.4 ㎡から +2.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。宮之阪駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは宮之阪駅で昨年に比べ +47.1 ％、単価は 31.9 万円/㎡となった。
上位 1 駅(宮之阪駅)は +47.1 ％(単価 +10.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(村野駅)は -10.0 ％(単価 -2.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 7.0 ％ → 2023年 13.8 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 6.7 ％ → 2023年 10.9 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 7.0 ％ → 2023年 2.5 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった枚方市駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.8万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +15.8％( +4.5万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 58 件(１年前(2022年)に比べて -1.7％( -1件/㎡)と僅かに減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった郡津駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +5.4％( +0.8万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 10 件(前年比変わらず)。
| 京阪交野線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 枚方市駅 | 32.8万/㎡ (25.8年/77.1㎡) | 28.3万/㎡ (27.5年/76.4㎡) | 28.9万/㎡ (24.7年/76.7㎡) |
| 宮之阪駅 | 31.9万/㎡ (23.7年/80.0㎡) | 21.7万/㎡ (21.5年/60.0㎡) | 25.5万/㎡ (35.7年/64.0㎡) |
| 星ケ丘駅 | 18.7万/㎡ (25.6年/77.5㎡) | - | 23.8万/㎡ (24.0年/80.0㎡) |
| 村野駅 | 19.1万/㎡ (30.1年/81.2㎡) | 21.3万/㎡ (25.1年/81.0㎡) | 20.1万/㎡ (23.7年/82.0㎡) |
| 郡津駅 | 14.7万/㎡ (39.6年/66.0㎡) | 13.9万/㎡ (37.7年/64.0㎡) | 17.2万/㎡ (32.5年/70.7㎡) |
| 交野市駅 | 25.6万/㎡ (24.2年/76.7㎡) | 24.8万/㎡ (23.7年/72.7㎡) | 26.5万/㎡ (24.4年/73.8㎡) |
| 河内森駅 | - | 20.0万/㎡ (26.3年/70.0㎡) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
宮之阪駅 31.9 万/㎡(昨年同期比 +47.1 ％)
宮之阪駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて +47.1％( +10.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2022年)に比べて +700.0％( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.7年(昨年 21.5年から +10.3 ％増)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から +33.3 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 62.5 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 21.5 年 → 2023年 23.7 年、+10.3 ％と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 1.0 分 → 2023年 4.1 分、+312.5 ％と大きく増加)
村野駅 19.1 万/㎡(昨年同期比 -10.0 ％)
村野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2022年)に比べて -10.0％( -2.1万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2022年)に比べて -20.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.1年(昨年 25.1年から +20.3 ％増)。平均専有面積は 81.2 ㎡ (昨年 81.0 ㎡から +0.3 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 ％ → 2023年 75.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 25.1 年 → 2023年 30.1 年、+20.3 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2022年 10.6 分 → 2023年 12.5 分、+17.9 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示