【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年1月〜3月期のJR日豊本線 (中津駅～佐伯駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +19.2％( +3.6万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 88 件(１年前(2021年)に比べて +14.3％( +11件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 22.9年(昨年 26.6年から -13.9 ％減)。平均専有面積は 72.0 ㎡ (昨年 61.0 ㎡から +18.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。中津駅、別府大学駅、別府駅、大分駅、鶴崎駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは亀川駅で昨年に比べ +103.0 ％、単価は 17.9 万円/㎡となった。
上位 2 駅(亀川駅、中津駅)は +89.0 ％(単価 +8.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(大在駅、西大分駅)は -17.1 ％(単価 -2.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 26.6 年 → 2022年 22.9 年、-13.9 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 70.0 ％ → 2022年 54.3 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.6 ％ → 2022年 6.8 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 18.3 分 → 2022年 20.7 分、+13.1 ％と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 2.9 ％ → 2022年 1.2 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 1.4 ％ → 2022年 1.2 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西大分駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -11.0％( -3.8万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大在駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は4.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -23.1％( -1.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -25.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| JR日豊本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 中津駅 | 16.2万/㎡ (24.0年/80.0㎡) | 9.3万/㎡ (31.0年/70.0㎡) | - |
| 宇佐駅 | - | 12.2万/㎡ (21.0年/90.0㎡) | - |
| 杵築駅 | - | - | - |
| 亀川駅 | 17.9万/㎡ (26.0年/95.0㎡) | 8.8万/㎡ (37.5年/67.5㎡) | 5.0万/㎡ (35.0年/60.0㎡) |
| 別府大学駅 | 15.5万/㎡ (26.6年/79.4㎡) | 12.5万/㎡ (31.7年/53.6㎡) | 11.5万/㎡ (29.6年/45.0㎡) |
| 別府駅 | 22.9万/㎡ (26.3年/73.8㎡) | 18.6万/㎡ (27.6年/71.9㎡) | 15.4万/㎡ (30.5年/63.3㎡) |
| 東別府駅 | 16.4万/㎡ (27.0年/97.5㎡) | - | - |
| 西大分駅 | 30.5万/㎡ (15.3年/83.8㎡) | 34.3万/㎡ (12.0年/77.5㎡) | - |
| 大分駅 | 29.6万/㎡ (18.8年/70.3㎡) | 22.7万/㎡ (25.2年/62.5㎡) | 25.5万/㎡ (21.2年/67.1㎡) |
| 牧駅 | 16.4万/㎡ (25.0年/72.9㎡) | 16.7万/㎡ (31.3年/66.2㎡) | 18.3万/㎡ (29.0年/60.0㎡) |
| 高城駅 | 18.3万/㎡ (25.4年/67.1㎡) | 19.2万/㎡ (21.9年/63.3㎡) | 18.5万/㎡ (26.5年/62.5㎡) |
| 鶴崎駅 | 15.2万/㎡ (22.3年/86.2㎡) | 10.3万/㎡ (31.0年/30.0㎡) | 14.7万/㎡ (29.4年/65.0㎡) |
| 大在駅 | 4.4万/㎡ (31.5年/25.0㎡) | 5.7万/㎡ (30.7年/22.5㎡) | 6.0万/㎡ (30.0年/25.0㎡) |
| 坂ノ市駅 | - | - | - |
| 上臼杵駅 | 11.8万/㎡ (29.0年/65.0㎡) | - | - |
| 臼杵駅 | - | - | - |
| 海崎駅 | - | - | - |
| 佐伯駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
亀川駅 17.9 万/㎡(昨年同期比 +103.0 ％)
亀川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +103.0％( +9.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.0年(昨年 37.5年から -30.7 ％減)。平均専有面積は 95.0 ㎡ (昨年 67.5 ㎡から +40.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 37.5 年 → 2022年 26.0 年、-30.7 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
中津駅 16.2 万/㎡(昨年同期比 +75.0 ％)
中津駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +75.0％( +7.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 24.0年(昨年 31.0年から -22.6 ％減)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +14.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 31.0 年 → 2022年 24.0 年、-22.6 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 17.0 分 → 2022年 9.0 分、-47.1 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
大在駅 4.4 万/㎡(昨年同期比 -23.1 ％)
大在駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は4.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -23.1％( -1.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -25.0％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.5年(昨年 30.7年から +2.7 ％増)。平均専有面積は 25.0 ㎡ (昨年 22.5 ㎡から +11.1 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 17.0 分 → 2022年 19.0 分、+11.8 ％と増加)
西大分駅 30.5 万/㎡(昨年同期比 -11.0 ％)
西大分駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて -11.0％( -3.8万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 15.3年(昨年 12.0年から +27.1 ％増)。平均専有面積は 83.8 ㎡ (昨年 77.5 ㎡から +8.1 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 25.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 12.0 年 → 2022年 15.3 年、+27.1 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 15.5 分 → 2022年 42.8 分、+175.8 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 25.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示