
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜9月期のJR久大本線 (日田駅~大分駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +5.0%( +1.4万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 128 件(1年前(2023年)に比べて -31.2%( -58件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.8年(昨年 23.6年から -3.4 %減)。平均専有面積は 73.5 ㎡ (昨年 72.1 ㎡から +2.0 %増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。古国府駅、大分駅は、昨年から 5 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは古国府駅で昨年に比べ +9.7 %、単価は 25.3 万円/㎡となった。
上位 2 駅(古国府駅、大分駅)は +8.1 %(単価 +2.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(賀来駅、豊後国分駅)は -37.1 %(単価 -8.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 8.3 % → 2024年 13.2 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 0.6 % → 2024年 1.7 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 9.6 % → 2024年 11.8 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 1.7 % → 2024年 1.7 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大分駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +6.4%( +1.8万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 96 件(1年前(2023年)に比べて -34.7%( -51件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった由布院駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -10.9%( -1.0万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
JR久大本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
日田駅 | 22.8万/㎡ (20.6年/82.5㎡) | - | - |
由布院駅 | 8.4万/㎡ (40.3年/70.0㎡) | 9.5万/㎡ (31.6年/112㎡) | 9.7万/㎡ (30.5年/65.0㎡) |
豊後国分駅 | 28.0万/㎡ (15.8年/80.0㎡) | 34.8万/㎡ (10.4年/76.7㎡) | 33.8万/㎡ (5.8年/80.0㎡) |
賀来駅 | 8.5万/㎡ (0年/55.0㎡) | 18.9万/㎡ (28.8年/82.5㎡) | 18.9万/㎡ (24.0年/95.0㎡) |
南大分駅 | 24.2万/㎡ (22.0年/83.0㎡) | 24.2万/㎡ (23.6年/79.2㎡) | 22.1万/㎡ (23.5年/74.4㎡) |
古国府駅 | 25.3万/㎡ (25.5年/79.0㎡) | 23.0万/㎡ (24.4年/74.7㎡) | 27.0万/㎡ (21.1年/79.7㎡) |
大分駅 | 29.8万/㎡ (22.6年/71.5㎡) | 28.0万/㎡ (23.5年/70.2㎡) | 27.7万/㎡ (22.0年/69.2㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
古国府駅 25.3 万/㎡(昨年同期比 +9.7 %)
古国府駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +9.7%( +2.2万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 15 件(1年前(2023年)に比べて -11.8%( -2件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 25.5年(昨年 24.4年から +4.8 %増)。平均専有面積は 79.0 ㎡ (昨年 74.7 ㎡から +5.7 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.9 % → 2024年 13.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 50.0 % → 2024年 76.9 %)
大分駅 29.8 万/㎡(昨年同期比 +6.4 %)
大分駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +6.4%( +1.8万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 96 件(1年前(2023年)に比べて -34.7%( -51件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.6年(昨年 23.5年から -4.0 %減)。平均専有面積は 71.5 ㎡ (昨年 70.2 ㎡から +1.8 %増)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 0.7 % → 2024年 2.2 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 9.2 % → 2024年 12.4 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 10.7 % → 2024年 13.3 %)
賀来駅 8.5 万/㎡(昨年同期比 -54.8 %)
賀来駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は8.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -54.8%( -10.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -75.0%( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 82.5 ㎡から -33.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 23.5 分 → 2024年 4.0 分、-83.0 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 % → 2024年 100.0 %)
豊後国分駅 28.0 万/㎡(昨年同期比 -19.3 %)
豊後国分駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -19.3%( -6.7万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 15.8年(昨年 10.4年から +51.2 %増)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 76.7 ㎡から +4.3 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 10.4 年 → 2024年 15.8 年、+51.2 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示