【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年1月〜3月期のJR久大本線 (日田駅～大分駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +29.8％( +6.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 44 件(１年前(2021年)に比べて +10.0％( +4件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 19.8年(昨年 25.7年から -23.2 ％減)。平均専有面積は 73.8 ㎡ (昨年 64.0 ㎡から +15.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。南大分駅、古国府駅、大分駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは古国府駅で昨年に比べ +69.4 ％、単価は 28.1 万円/㎡となった。
上位 1 駅(古国府駅)は +69.4 ％(単価 +11.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(南大分駅)は +25.4 ％(単価 +4.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 25.7 年 → 2022年 19.8 年、-23.2 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 64.9 ％ → 2022年 40.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.7 ％ → 2022年 5.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 5.0 ％ → 2022年 4.5 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大分駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +30.3％( +6.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 31 件(１年前(2021年)に比べて -8.8％( -3件/㎡)と弱含みに推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった南大分駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +25.4％( +4.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
| JR久大本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 日田駅 | - | - | - |
| 由布院駅 | - | - | - |
| 豊後国分駅 | - | - | - |
| 賀来駅 | 18.9万/㎡ (24.0年/95.0㎡) | - | - |
| 南大分駅 | 20.5万/㎡ (27.0年/77.5㎡) | 16.3万/㎡ (27.3年/70.0㎡) | 20.7万/㎡ (27.5年/70.0㎡) |
| 古国府駅 | 28.1万/㎡ (19.0年/82.5㎡) | 16.6万/㎡ (30.5年/77.5㎡) | 16.9万/㎡ (30.5年/80.0㎡) |
| 大分駅 | 29.6万/㎡ (18.8年/70.3㎡) | 22.7万/㎡ (25.2年/62.5㎡) | 25.5万/㎡ (21.2年/67.1㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
古国府駅 28.1 万/㎡(昨年同期比 +69.4 ％)
古国府駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +69.4％( +11.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて +300.0％( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 19.0年(昨年 30.5年から -37.7 ％減)。平均専有面積は 82.5 ㎡ (昨年 77.5 ㎡から +6.5 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 30.5 年 → 2022年 19.0 年、-37.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 57.1 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 7.0 分 → 2022年 11.2 分、+60.7 ％と大きく増加)
南大分駅 20.5 万/㎡(昨年同期比 +25.4 ％)
南大分駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2021年)に比べて +25.4％( +4.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 27.0年(昨年 27.3年から -0.9 ％減)。平均専有面積は 77.5 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +10.7 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示