【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2020年10月〜12月期の東武野田線 (大宮駅～南桜井駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +3.1％( +1.0万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 53 件(１年前(2019年)に比べて +32.5％( +13件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.0年(昨年 26.8年から +4.3 ％増)。平均専有面積は 64.2 ㎡ (昨年 66.1 ㎡から -3.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。大和田駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは東岩槻駅で昨年に比べ +549.3 ％、単価は 32.5 万円/㎡となった。
上位 2 駅(東岩槻駅、岩槻駅)は +353.7 ％(単価 +19.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(春日部駅、七里駅)は -30.6 ％(単価 -7.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 59.0 ％ → 2020年 52.8 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2019年 15.4 ％ → 2020年 17.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大宮駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は42.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて -3.2％( -1.4万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 30 件(１年前(2019年)に比べて +50.0％( +10件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった豊春駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて -3.6％( -0.4万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -75.0％( -3件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 東武野田線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大宮駅 | 42.2万/㎡ (26.3年/63.7㎡) | 43.5万/㎡ (24.4年/68.5㎡) | 51.3万/㎡ (17.5年/56.7㎡) |
| 北大宮駅 | 34.2万/㎡ (24.3年/55.0㎡) | 41.4万/㎡ (26.3年/62.5㎡) | 20.0万/㎡ (32.8年/60.0㎡) |
| 大宮公園駅 | - | - | 30.0万/㎡ (29.8年/60.0㎡) |
| 大和田駅 | 28.7万/㎡ (30.3年/62.5㎡) | 20.2万/㎡ (25.4年/61.7㎡) | 33.3万/㎡ (10.8年/75.0㎡) |
| 七里駅 | 14.5万/㎡ (38.4年/66.7㎡) | 17.9万/㎡ (33.1年/61.7㎡) | 15.7万/㎡ (22.8年/70.0㎡) |
| 岩槻駅 | 19.4万/㎡ (27.8年/72.5㎡) | 7.5万/㎡ (35.8年/72.5㎡) | 37.6万/㎡ (10.8年/85.0㎡) |
| 東岩槻駅 | 32.5万/㎡ (25.8年/55.0㎡) | 5.0万/㎡ (48.8年/50.0㎡) | 20.0万/㎡ (12.8年/40.0㎡) |
| 豊春駅 | 10.5万/㎡ (45.8年/75.0㎡) | 10.9万/㎡ (35.4年/63.8㎡) | 11.4万/㎡ (29.8年/60.0㎡) |
| 八木崎駅 | - | - | - |
| 春日部駅 | 16.6万/㎡ (29.2年/62.1㎡) | 28.7万/㎡ (20.8年/66.0㎡) | 24.6万/㎡ (24.8年/60.0㎡) |
| 藤の牛島駅 | - | - | - |
| 南桜井駅 | - | - | 6.7万/㎡ (41.8年/75.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
東岩槻駅 32.5 万/㎡(昨年同期比 +549.3 ％)
東岩槻駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +549.3％( +27.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.8年(昨年 48.8年から -47.2 ％減)。平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 50.0 ㎡から +10.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 48.8 年 → 2020年 25.8 年、-47.2 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 6.0 分 → 2020年 2.0 分、-66.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 50.0 ％)
岩槻駅 19.4 万/㎡(昨年同期比 +158.1 ％)
岩槻駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は19.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +158.1％( +11.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2019年)に比べて +200.0％( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.8年(昨年 35.8年から -22.4 ％減)。平均専有面積は 72.5 ㎡ (昨年 72.5 ㎡から +0.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 35.8 年 → 2020年 27.8 年、-22.4 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 19.0 分 → 2020年 13.5 分、-28.9 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 66.7 ％)
春日部駅 16.6 万/㎡(昨年同期比 -42.2 ％)
春日部駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて -42.2％( -12.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 7 件(１年前(2019年)に比べて +40.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.2年(昨年 20.8年から +40.6 ％増)。平均専有面積は 62.1 ㎡ (昨年 66.0 ㎡から -5.8 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2019年 60.0 ％ → 2020年 57.1 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 20.8 年 → 2020年 29.2 年、+40.6 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 9.8 分 → 2020年 13.6 分、+38.5 ％と大きく増加)
七里駅 14.5 万/㎡(昨年同期比 -19.1 ％)
七里駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて -19.1％( -3.4万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 38.4年(昨年 33.1年から +16.1 ％増)。平均専有面積は 66.7 ㎡ (昨年 61.7 ㎡から +8.1 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 66.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2019年 33.1 年 → 2020年 38.4 年、+16.1 ％と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2019年 11.0 分 → 2020年 13.0 分、+18.2 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示