![記事監修:岩野 愛弓](/image/spacer.png)
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年7月〜9月期のJR阪和線 (紀伊駅~和歌山駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -36.2%( -11.7万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 28.4年(昨年 21.0年から +35.3 %増)。平均専有面積は 68.6 ㎡ (昨年 69.5 ㎡から -1.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。
上位 1 駅(紀伊中ノ島駅)は +139.6 %(単価 +13.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(和歌山駅)は -41.2 %(単価 -15.4 万円/㎡)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 21.0 年 → 2024年 28.4 年、+35.3 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 7.6 分 → 2024年 9.7 分、+28.7 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 10.0 % → 2024年 18.2 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった紀伊中ノ島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +139.6%( +13.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった和歌山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -41.2%( -15.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2023年)に比べて -11.1%( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。
JR阪和線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
紀伊駅 | - | 10.0万/㎡ (32.5年/65.0㎡) | 9.7万/㎡ (31.5年/75.0㎡) |
六十谷駅 | 4.2万/㎡ (49.5年/65.0㎡) | - | - |
紀伊中ノ島駅 | 23.5万/㎡ (26.5年/65.0㎡) | 9.8万/㎡ (34.5年/55.0㎡) | - |
和歌山駅 | 22.0万/㎡ (26.3年/70.0㎡) | 37.4万/㎡ (17.9年/71.7㎡) | 24.1万/㎡ (23.2年/66.9㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
紀伊中ノ島駅 23.5 万/㎡(昨年同期比 +139.6 %)
紀伊中ノ島駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +139.6%( +13.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて +100.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.5年(昨年 34.5年から -23.2 %減)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 55.0 ㎡から +18.2 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 34.5 年 → 2024年 26.5 年、-23.2 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 100.0 % → 2024年 50.0 %)
和歌山駅 22.0 万/㎡(昨年同期比 -41.2 %)
和歌山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -41.2%( -15.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(1年前(2023年)に比べて -11.1%( -1件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 26.3年(昨年 17.9年から +46.9 %増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 71.7 ㎡から -2.3 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2023年 12.5 % → 2024年 12.5 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 17.9 年 → 2024年 26.3 年、+46.9 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 7.2 分 → 2024年 10.6 分、+46.6 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 25.0 % → 2024年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示