【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年1月〜3月期のJR総武線快速 (市川駅~千葉駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は41.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +17.1%( +6.1万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 217 件(1年前(2020年)に比べて +155.3%( +132件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.9年(昨年 26.7年から -10.5 %減)。平均専有面積は 70.5 ㎡ (昨年 65.6 ㎡から +7.4 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。津田沼駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは津田沼駅で昨年に比べ +29.0 %、単価は 56.4 万円/㎡となった。
上位 1 駅(津田沼駅)は +29.0 %(単価 +12.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(稲毛駅)は +1.5 %(単価 +0.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 26.7 年 → 2021年 23.9 年、-10.5 %と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2020年 15.2 分 → 2021年 12.6 分、-16.9 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.8 % → 2021年 17.6 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 34.2 % → 2021年 28.5 %)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 7.6 % → 2021年 4.7 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった市川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は58.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +12.7%( +6.6万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 29 件(1年前(2020年)に比べて +314.3%( +22件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった稲毛駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +1.5%( +0.4万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 67 件(1年前(2020年)に比べて +97.1%( +33件/㎡)と大幅に増加しています。)。
JR総武線快速 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
市川駅 | 58.1万/㎡ (24.9年/67.9㎡) | 51.5万/㎡ (25.0年/62.1㎡) | 60.2万/㎡ (17.0年/65.0㎡) |
船橋駅 | 40.3万/㎡ (24.4年/70.0㎡) | 34.6万/㎡ (28.9年/59.7㎡) | 49.0万/㎡ (19.9年/58.0㎡) |
津田沼駅 | 56.4万/㎡ (17.7年/71.8㎡) | 43.7万/㎡ (24.9年/71.5㎡) | 45.5万/㎡ (20.2年/67.3㎡) |
稲毛駅 | 27.8万/㎡ (28.3年/72.5㎡) | 27.4万/㎡ (29.1年/66.9㎡) | 30.8万/㎡ (19.1年/69.4㎡) |
千葉駅 | 39.6万/㎡ (19.1年/67.3㎡) | 38.0万/㎡ (20.3年/60.6㎡) | 44.5万/㎡ (11.0年/73.3㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
津田沼駅 56.4 万/㎡(昨年同期比 +29.0 %)
津田沼駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は56.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +29.0%( +12.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 40 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +20件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.7年(昨年 24.9年から -28.9 %減)。平均専有面積は 71.8 ㎡ (昨年 71.5 ㎡から +0.3 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 24.9 年 → 2021年 17.7 年、-28.9 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 12.9 分 → 2021年 9.8 分、-24.1 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 5.0 % → 2021年 15.4 %)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 15.8 % → 2021年 2.6 %)
稲毛駅 27.8 万/㎡(昨年同期比 +1.5 %)
稲毛駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +1.5%( +0.4万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 67 件(1年前(2020年)に比べて +97.1%( +33件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.3年(昨年 29.1年から -2.7 %減)。平均専有面積は 72.5 ㎡ (昨年 66.9 ㎡から +8.4 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 41.2 % → 2021年 31.3 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 8.8 % → 2021年 9.1 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.6 % → 2021年 31.3 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 8.8 % → 2021年 5.5 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示