【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜3月期のJR総武本線 (千葉駅~横芝駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は30.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -28.6%( -12.2万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 46 件(1年前(2023年)に比べて -31.3%( -21件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.4年(昨年 18.3年から +55.6 %増)。平均専有面積は 66.8 ㎡ (昨年 71.8 ㎡から -6.9 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。都賀駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは都賀駅で昨年に比べ +26.9 %、単価は 22.7 万円/㎡となった。
上位 1 駅(都賀駅)は +26.9 %(単価 +4.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(東千葉駅)は -52.4 %(単価 -23.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 6.6 % → 2024年 20.5 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 18.3 年 → 2024年 28.4 年、+55.6 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.8 % → 2024年 58.7 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 6.2 % → 2024年 17.4 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった千葉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -24.0%( -11.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 22 件(1年前(2023年)に比べて -51.1%( -23件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東千葉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -52.4%( -23.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(1年前(2023年)に比べて +120.0%( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。
JR総武本線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
千葉駅 | 36.6万/㎡ (27.4年/60.0㎡) | 48.1万/㎡ (16.1年/73.4㎡) | 45.1万/㎡ (18.1年/73.0㎡) |
東千葉駅 | 21.3万/㎡ (35.8年/67.3㎡) | 44.8万/㎡ (12.0年/53.0㎡) | 20.0万/㎡ (33.3年/72.9㎡) |
都賀駅 | 22.7万/㎡ (25.0年/75.0㎡) | 17.9万/㎡ (36.3年/63.0㎡) | 20.6万/㎡ (29.6年/72.5㎡) |
四街道駅 | 30.2万/㎡ (23.2年/79.4㎡) | 32.4万/㎡ (23.0年/77.1㎡) | 27.4万/㎡ (21.1年/75.0㎡) |
佐倉駅 | 29.5万/㎡ (22.5年/75.0㎡) | - | 32.0万/㎡ (16.6年/88.0㎡) |
八街駅 | 13.3万/㎡ (32.0年/75.0㎡) | - | 16.9万/㎡ (30.0年/65.0㎡) |
成東駅 | - | - | - |
横芝駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
都賀駅 22.7 万/㎡(昨年同期比 +26.9 %)
都賀駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +26.9%( +4.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -80.0%( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.0年(昨年 36.3年から -31.0 %減)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 63.0 ㎡から +19.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 36.3 年 → 2024年 25.0 年、-31.0 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 15.4 分 → 2024年 3.0 分、-80.5 %と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 75.0 % → 2024年 100.0 %)
東千葉駅 21.3 万/㎡(昨年同期比 -52.4 %)
東千葉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -52.4%( -23.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 11 件(1年前(2023年)に比べて +120.0%( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 35.8年(昨年 12.0年から +198.5 %増)。平均専有面積は 67.3 ㎡ (昨年 53.0 ㎡から +26.9 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 12.0 年 → 2024年 35.8 年、+198.5 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 6.0 分 → 2024年 10.5 分、+74.2 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 % → 2024年 45.5 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示