この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2024年1月〜3月期のJR成田線我孫子支線 (成田駅~我孫子駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -13.5%( -3.7万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 39 件(1年前(2023年)に比べて -85.1%( -223件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 31.5年(昨年 29.1年から +8.2 %増)。平均専有面積は 78.1 ㎡ (昨年 80.5 ㎡から -3.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全ての駅において下落した。我孫子駅は、昨年から 20 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは布佐駅で昨年に比べ -19.8 %、単価は 7.2 万円/㎡となった。
上位 1 駅(我孫子駅)は -4.9 %(単価 -1.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(布佐駅)は -19.8 %(単価 -1.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 10.9 分 → 2024年 9.5 分、-13.0 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 17.6 % → 2024年 24.2 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 42.4 % → 2024年 35.9 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.6 % → 2024年 41.0 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 6.3 % → 2024年 3.0 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった我孫子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -4.9%( -1.7万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 21 件(1年前(2023年)に比べて -86.7%( -137件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった布佐駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は7.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -19.8%( -1.8万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -54.5%( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
JR成田線我孫子支線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
成田駅 | 15.7万/㎡ (36.3年/71.9㎡) | 18.1万/㎡ (33.8年/78.1㎡) | 18.2万/㎡ (33.3年/70.7㎡) |
布佐駅 | 7.2万/㎡ (42.0年/75.0㎡) | 9.0万/㎡ (41.3年/79.5㎡) | 7.5万/㎡ (40.4年/72.5㎡) |
湖北駅 | - | 8.4万/㎡ (53.0年/70.0㎡) | 11.2万/㎡ (31.0年/85.0㎡) |
東我孫子駅 | - | - | - |
我孫子駅 | 32.5万/㎡ (26.0年/82.6㎡) | 34.2万/㎡ (25.3年/82.1㎡) | 30.8万/㎡ (27.4年/84.6㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
我孫子駅 32.5 万/㎡(昨年同期比 -4.9 %)
我孫子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -4.9%( -1.7万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 21 件(1年前(2023年)に比べて -86.7%( -137件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.0年(昨年 25.3年から +3.0 %増)。平均専有面積は 82.6 ㎡ (昨年 82.1 ㎡から +0.6 %増)。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 5.7 % → 2024年 9.5 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 15.2 % → 2024年 23.8 %)
布佐駅 7.2 万/㎡(昨年同期比 -19.8 %)
布佐駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は7.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -19.8%( -1.8万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2023年)に比べて -54.5%( -6件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 42.0年(昨年 41.3年から +1.7 %増)。平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 79.5 ㎡から -5.7 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 27.3 % → 2024年 80.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 1.9 分 → 2024年 3.0 分、+57.1 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 72.7 % → 2024年 20.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示