この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年1月〜3月期のJR成田線我孫子支線 (成田駅~我孫子駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +35.5%( +6.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 34 件(1年前(2020年)に比べて +88.9%( +16件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.6年(昨年 33.0年から -22.5 %減)。平均専有面積は 79.9 ㎡ (昨年 72.8 ㎡から +9.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。成田駅、我孫子駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは我孫子駅で昨年に比べ +56.3 %、単価は 29.4 万円/㎡となった。
上位 1 駅(我孫子駅)は +56.3 %(単価 +10.6 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(布佐駅)は -52.2 %(単価 -6.1 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 33.0 年 → 2021年 25.6 年、-22.5 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 41.2 % → 2021年 14.7 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 11.1 % → 2021年 4.2 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった我孫子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +56.3%( +10.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2020年)に比べて +33.3%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった布佐駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は5.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -52.2%( -6.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR成田線我孫子支線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
成田駅 | 20.4万/㎡ (26.6年/78.8㎡) | 15.8万/㎡ (37.4年/76.2㎡) | 27.4万/㎡ (26.0年/69.0㎡) |
布佐駅 | 5.6万/㎡ (39.0年/90.0㎡) | 11.6万/㎡ (38.0年/80.0㎡) | 9.8万/㎡ (37.0年/65.0㎡) |
湖北駅 | - | - | - |
東我孫子駅 | - | - | 14.0万/㎡ (21.0年/70.0㎡) |
我孫子駅 | 29.4万/㎡ (22.8年/80.8㎡) | 18.8万/㎡ (28.0年/68.9㎡) | 23.5万/㎡ (28.2年/74.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
我孫子駅 29.4 万/㎡(昨年同期比 +56.3 %)
我孫子駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は29.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +56.3%( +10.6万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2020年)に比べて +33.3%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.8年(昨年 28.0年から -18.7 %減)。平均専有面積は 80.8 ㎡ (昨年 68.9 ㎡から +17.3 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 28.0 年 → 2021年 22.8 年、-18.7 %と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2020年 10.2 分 → 2021年 8.2 分、-19.3 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 75.0 % → 2021年 41.7 %)
布佐駅 5.6 万/㎡(昨年同期比 -52.2 %)
布佐駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は5.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -52.2%( -6.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 39.0年(昨年 38.0年から +2.6 %増)。平均専有面積は 90.0 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から +12.5 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示