【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年4月〜6月期のJR内房線 (千葉駅~安房鴨川駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +34.8%( +7.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 105 件(1年前(2020年)に比べて +320.0%( +80件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.9年(昨年 29.6年から -19.5 %減)。平均専有面積は 64.5 ㎡ (昨年 56.8 ㎡から +13.6 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。千葉駅、本千葉駅、蘇我駅、八幡宿駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは姉ケ崎駅で昨年に比べ +213.6 %、単価は 10.7 万円/㎡となった。
上位 2 駅(姉ケ崎駅、千葉駅)は +129.5 %(単価 +9.4 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(浜野駅、五井駅)は -12.4 %(単価 -3.7 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 29.6 年 → 2021年 23.9 年、-19.5 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 15.3 分 → 2021年 10.1 分、-34.0 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 4.0 % → 2021年 9.4 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 20.0 % → 2021年 26.0 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった千葉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +45.5%( +11.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 28 件(1年前(2020年)に比べて +366.7%( +22件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった姉ケ崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +213.6%( +7.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2020年)に比べて +400.0%( +8件/㎡)と大幅に増加しています。)。
JR内房線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
千葉駅 | 36.7万/㎡ (22.3年/72.1㎡) | 25.2万/㎡ (28.1年/68.3㎡) | 37.6万/㎡ (21.7年/63.1㎡) |
本千葉駅 | 32.8万/㎡ (20.4年/61.9㎡) | 25.5万/㎡ (24.3年/47.0㎡) | 29.2万/㎡ (17.1年/60.8㎡) |
蘇我駅 | 36.0万/㎡ (20.2年/70.5㎡) | 27.4万/㎡ (22.3年/61.7㎡) | 27.9万/㎡ (20.5年/69.0㎡) |
浜野駅 | 22.3万/㎡ (18.8年/72.0㎡) | 29.6万/㎡ (23.3年/70.0㎡) | 28.6万/㎡ (11.3年/70.0㎡) |
八幡宿駅 | 20.1万/㎡ (22.9年/60.7㎡) | 14.4万/㎡ (32.3年/53.8㎡) | 30.4万/㎡ (19.9年/66.7㎡) |
五井駅 | 14.8万/㎡ (30.1年/47.5㎡) | 14.8万/㎡ (31.3年/50.0㎡) | 29.4万/㎡ (14.3年/85.0㎡) |
姉ケ崎駅 | 10.7万/㎡ (35.2年/55.5㎡) | 3.4万/㎡ (46.3年/42.5㎡) | 2.9万/㎡ (44.3年/45.0㎡) |
長浦駅 | - | - | - |
袖ケ浦駅 | - | - | - |
巌根駅 | - | - | - |
木更津駅 | - | - | - |
君津駅 | 27.7万/㎡ (19.3年/73.3㎡) | - | - |
青堀駅 | - | - | - |
浜金谷駅 | - | - | - |
安房勝山駅 | - | - | - |
館山駅 | 8.8万/㎡ (36.3年/40.0㎡) | - | - |
千倉駅 | 10.2万/㎡ (36.3年/45.0㎡) | - | - |
和田浦駅 | - | - | - |
江見駅 | 10.7万/㎡ (37.3年/42.5㎡) | - | - |
太海駅 | - | - | - |
安房鴨川駅 | 22.0万/㎡ (32.3年/50.0㎡) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
姉ケ崎駅 10.7 万/㎡(昨年同期比 +213.6 %)
姉ケ崎駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +213.6%( +7.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 10 件(1年前(2020年)に比べて +400.0%( +8件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 35.2年(昨年 46.3年から -24.0 %減)。平均専有面積は 55.5 ㎡ (昨年 42.5 ㎡から +30.6 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 46.3 年 → 2021年 35.2 年、-24.0 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2020年 30.0 分 → 2021年 24.4 分、-18.5 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 40.0 %)
千葉駅 36.7 万/㎡(昨年同期比 +45.5 %)
千葉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は36.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +45.5%( +11.5万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 28 件(1年前(2020年)に比べて +366.7%( +22件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.3年(昨年 28.1年から -20.6 %減)。平均専有面積は 72.1 ㎡ (昨年 68.3 ㎡から +5.6 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 28.1 年 → 2021年 22.3 年、-20.6 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 20.3 分 → 2021年 9.5 分、-53.2 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 16.7 % → 2021年 26.1 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 53.6 %)
浜野駅 22.3 万/㎡(昨年同期比 -24.7 %)
浜野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は22.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -24.7%( -7.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +150.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.8年(昨年 23.3年から -19.4 %減)。平均専有面積は 72.0 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から +2.9 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 23.3 年 → 2021年 18.8 年、-19.4 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 6.5 分 → 2021年 4.8 分、-26.2 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 50.0 %)
五井駅 14.8 万/㎡(昨年同期比 -0.1 %)
五井駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は14.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -0.1%( -0.0万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 8 件(1年前(2020年)に比べて +166.7%( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.1年(昨年 31.3年から -3.7 %減)。平均専有面積は 47.5 ㎡ (昨年 50.0 ㎡から -5.0 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示