【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年1月〜3月期の東武野田線 (川間駅～船橋駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.3万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +8.5％( +2.5万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 207 件(１年前(2020年)に比べて +250.8％( +148件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.1年(昨年 25.9年から -10.8 ％減)。平均専有面積は 70.7 ㎡ (昨年 65.3 ㎡から +8.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 8 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。運河駅、新柏駅、馬込沢駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは豊四季駅で昨年に比べ +334.9 ％、単価は 27.5 万円/㎡となった。
上位 2 駅(豊四季駅、新柏駅)は +214.7 ％(単価 +16.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(江戸川台駅、愛宕駅)は -65.1 ％(単価 -12.0 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 25.9 年 → 2021年 23.1 年、-10.8 ％と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 14.6 分 → 2021年 11.2 分、-23.4 ％と大きく減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 2.0 ％ → 2021年 7.5 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 56.0 ％ → 2021年 39.3 ％)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 2.0 ％ → 2021年 0.5 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった流山おおたかの森駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は53.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +1.6％( +0.9万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 16 件(１年前(2020年)に比べて +300.0％( +12件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった江戸川台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は5.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -71.6％( -14.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +200.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 東武野田線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 川間駅 | - | 14.6万/㎡ (25.0年/65.0㎡) | - |
| 七光台駅 | - | - | - |
| 清水公園駅 | - | - | - |
| 愛宕駅 | 6.9万/㎡ (39.0年/62.5㎡) | 16.7万/㎡ (37.0年/60.0㎡) | - |
| 野田市駅 | 15.5万/㎡ (16.0年/77.5㎡) | 28.3万/㎡ (20.0年/35.0㎡) | 14.3万/㎡ (14.0年/70.0㎡) |
| 梅郷駅 | 10.1万/㎡ (29.0年/72.5㎡) | - | - |
| 運河駅 | 9.5万/㎡ (31.4年/75.0㎡) | 7.6万/㎡ (31.0年/65.0㎡) | 10.8万/㎡ (27.5年/65.0㎡) |
| 江戸川台駅 | 5.7万/㎡ (42.0年/80.0㎡) | 20.0万/㎡ (36.0年/85.0㎡) | 8.3万/㎡ (43.5年/70.0㎡) |
| 初石駅 | 25.4万/㎡ (22.8年/77.5㎡) | 30.0万/㎡ (17.3年/68.3㎡) | 26.2万/㎡ (21.0年/80.0㎡) |
| 流山おおたかの森駅 | 53.6万/㎡ (9.3年/72.8㎡) | 52.8万/㎡ (8.0年/65.0㎡) | 61.2万/㎡ (12.0年/85.0㎡) |
| 豊四季駅 | 27.5万/㎡ (15.1年/71.9㎡) | 6.3万/㎡ (44.0年/90.0㎡) | - |
| 柏駅 | 34.1万/㎡ (19.8年/67.6㎡) | 32.7万/㎡ (24.6年/63.6㎡) | 38.7万/㎡ (18.2年/62.3㎡) |
| 新柏駅 | 25.1万/㎡ (23.9年/73.1㎡) | 12.9万/㎡ (29.5年/77.5㎡) | 20.0万/㎡ (28.0年/70.0㎡) |
| 増尾駅 | 23.6万/㎡ (27.0年/67.5㎡) | - | 7.7万/㎡ (43.0年/65.0㎡) |
| 逆井駅 | 9.7万/㎡ (37.4年/66.7㎡) | 11.6万/㎡ (27.0年/95.0㎡) | 14.9万/㎡ (25.5年/77.5㎡) |
| 高柳駅 | 18.9万/㎡ (10.0年/90.0㎡) | - | 18.9万/㎡ (8.0年/90.0㎡) |
| 六実駅 | 20.9万/㎡ (24.7年/88.3㎡) | 18.2万/㎡ (31.0年/77.5㎡) | 10.5万/㎡ (31.0年/65.0㎡) |
| 新鎌ケ谷駅 | 44.0万/㎡ (4.0年/75.0㎡) | - | - |
| 鎌ケ谷駅 | 23.7万/㎡ (23.9年/76.4㎡) | - | 25.5万/㎡ (15.3年/76.7㎡) |
| 馬込沢駅 | 11.3万/㎡ (39.4年/66.3㎡) | 8.8万/㎡ (37.0年/57.0㎡) | 10.9万/㎡ (38.4年/67.5㎡) |
| 塚田駅 | 24.8万/㎡ (26.4年/63.8㎡) | 33.7万/㎡ (22.0年/73.3㎡) | 32.1万/㎡ (18.7年/70.8㎡) |
| 新船橋駅 | 42.9万/㎡ (20.7年/74.5㎡) | 52.4万/㎡ (6.5年/75.0㎡) | 45.8万/㎡ (12.8年/73.8㎡) |
| 船橋駅 | 40.3万/㎡ (24.4年/70.0㎡) | 34.6万/㎡ (28.9年/59.7㎡) | 49.0万/㎡ (19.9年/58.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
豊四季駅 27.5 万/㎡(昨年同期比 +334.9 ％)
豊四季駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +334.9％( +21.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2020年)に比べて +700.0％( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 15.1年(昨年 44.0年から -65.6 ％減)。平均専有面積は 71.9 ㎡ (昨年 90.0 ㎡から -20.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 44.0 年 → 2021年 15.1 年、-65.6 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 23.0 分 → 2021年 9.1 分、-60.3 ％と大きく減少)
新柏駅 25.1 万/㎡(昨年同期比 +94.6 ％)
新柏駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は25.1万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +94.6％( +12.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2020年)に比べて +300.0％( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.9年(昨年 29.5年から -19.1 ％減)。平均専有面積は 73.1 ㎡ (昨年 77.5 ㎡から -5.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 29.5 年 → 2021年 23.9 年、-19.1 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2020年 14.0 分 → 2021年 12.1 分、-13.4 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 62.5 ％)
江戸川台駅 5.7 万/㎡(昨年同期比 -71.6 ％)
江戸川台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は5.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -71.6％( -14.3万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +200.0％( +2件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 42.0年(昨年 36.0年から +16.7 ％増)。平均専有面積は 80.0 ㎡ (昨年 85.0 ㎡から -5.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 18.0 分 → 2021年 11.0 分、-38.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 50.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 36.0 年 → 2021年 42.0 年、+16.7 ％と増加)
愛宕駅 6.9 万/㎡(昨年同期比 -58.7 ％)
愛宕駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は6.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -58.7％( -9.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 39.0年(昨年 37.0年から +5.4 ％増)。平均専有面積は 62.5 ㎡ (昨年 60.0 ㎡から +4.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 9.0 分 → 2021年 8.0 分、-11.1 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示