物件種別
対象路線
調査期間
中古マンション
2024年
2024年1月6月

この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

記事監修:岩野 愛弓
【監修者】

宅地建物取引士・日商簿記2級

岩野 愛弓 (監修者)

注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...

中古マンション相場の概況

2024年1月〜6月期の東京メトロ東西線 (浦安駅西船橋駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は48.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +1.5%( +0.7万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 246 件(1年前(2023年)に比べて -48.0%( -227件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 29.0年(昨年 29.2年から -1.0 %減)。平均専有面積は 66.6 ㎡ (昨年 64.2 ㎡から +3.8 %増)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が増加、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が小幅増加。

値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。妙典駅は、昨年から 5 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは妙典駅で昨年に比べ +9.9 %、単価は 56.0 万円/㎡となった。

上位 2 駅(妙典駅南行徳駅)は +7.1 %(単価 +3.5 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(原木中山駅西船橋駅)は -7.2 %(単価 -2.9 万円/㎡)の下落。

価格上昇要因

  • 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 30.9 % → 2024年 29.7 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2023年 4.6 % → 2024年 4.6 %)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 42.6 % → 2024年 43.9 %)
  • 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 3.2 % → 2024年 1.6 %)

駅ごとの中古マンション相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった浦安駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は59.2万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -0.4%( -0.3万円/㎡)と僅かに下落しています。売買数は 61 件(1年前(2023年)に比べて -40.2%( -41件/㎡)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった原木中山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -9.8%( -3.7万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 21 件(1年前(2023年)に比べて -61.1%( -33件/㎡)と大幅に減少しています。)。

東京メトロ東西線(沿線・駅ごとの中古マンションについて)
東京メトロ東西線現状(2024)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
浦安駅59.2万/㎡
(22.4年/67.2㎡)
59.5万/㎡
(24.6年/61.4㎡)
57.7万/㎡
(20.5年/63.6㎡)
南行徳駅47.5万/㎡
(27.9年/64.2㎡)
45.6万/㎡
(31.5年/65.3㎡)
43.6万/㎡
(31.7年/61.7㎡)
行徳駅40.1万/㎡
(36.3年/61.0㎡)
41.1万/㎡
(35.8年/60.4㎡)
42.6万/㎡
(31.3年/62.5㎡)
妙典駅56.0万/㎡
(29.7年/71.1㎡)
50.9万/㎡
(26.9年/72.5㎡)
52.1万/㎡
(29.3年/70.5㎡)
原木中山駅34.0万/㎡
(36.4年/61.9㎡)
37.7万/㎡
(32.2年/62.5㎡)
40.7万/㎡
(26.0年/71.7㎡)
西船橋駅44.3万/㎡
(29.0年/70.8㎡)
46.5万/㎡
(25.0年/66.6㎡)
43.2万/㎡
(29.0年/65.9㎡)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。

価格変動が大きかった駅について

妙典駅56.0 万/㎡(昨年同期比 +9.9 %)

妙典駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は56.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +9.9%( +5.1万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 28 件(1年前(2023年)に比べて -39.1%( -18件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 29.7年(昨年 26.9年から +10.4 %増)。平均専有面積は 71.1 ㎡ (昨年 72.5 ㎡から -2.0 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2023年 10.1 分 → 2024年 9.0 分、-10.9 %と減少)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 52.2 % → 2024年 42.9 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2023年 26.9 年 → 2024年 29.7 年、+10.4 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 26.1 % → 2024年 35.7 %)

南行徳駅47.5 万/㎡(昨年同期比 +4.2 %)

南行徳駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は47.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて +4.2%( +1.9万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 37 件(1年前(2023年)に比べて -58.4%( -52件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 27.9年(昨年 31.5年から -11.6 %減)。平均専有面積は 64.2 ㎡ (昨年 65.3 ㎡から -1.8 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が減少(2023年 31.5 年 → 2024年 27.9 年、-11.6 %と減少)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 37.1 % → 2024年 29.7 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2023年 42.7 % → 2024年 40.5 %)

価格下落要因

  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 7.9 % → 2024年 5.4 %)

原木中山駅34.0 万/㎡(昨年同期比 -9.8 %)

原木中山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -9.8%( -3.7万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 21 件(1年前(2023年)に比べて -61.1%( -33件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 36.4年(昨年 32.2年から +12.7 %増)。平均専有面積は 61.9 ㎡ (昨年 62.5 ㎡から -1.0 %減)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 51.9 % → 2024年 45.0 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2023年 32.2 年 → 2024年 36.4 年、+12.7 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 27.8 % → 2024年 40.0 %)

西船橋駅44.3 万/㎡(昨年同期比 -4.6 %)

西船橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は44.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2023年)に比べて -4.6%( -2.2万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 60 件(1年前(2023年)に比べて -36.8%( -35件/㎡)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 29.0年(昨年 25.0年から +16.0 %増)。平均専有面積は 70.8 ㎡ (昨年 66.6 ㎡から +6.2 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2023年 11.9 分 → 2024年 10.7 分、-10.6 %と減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 17.4 % → 2024年 22.4 %)
  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 45.9 % → 2024年 38.6 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が増加(2023年 25.0 年 → 2024年 29.0 年、+16.0 %と増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 20.0 % → 2024年 31.6 %)
  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 14.1 % → 2024年 5.3 %)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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