【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年10月〜12月期の東京メトロ東西線 (浦安駅~西船橋駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は43.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +0.3%( +0.1万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 130 件(1年前(2021年)に比べて -16.1%( -25件/㎡)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 30.5年(昨年 27.1年から +12.3 %増)。平均専有面積は 66.3 ㎡ (昨年 67.3 ㎡から -1.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。原木中山駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは原木中山駅で昨年に比べ +30.4 %、単価は 42.6 万円/㎡となった。
上位 2 駅(原木中山駅、妙典駅)は +24.6 %(単価 +8.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(西船橋駅、浦安駅)は -5.5 %(単価 -2.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 40.9 % → 2022年 38.8 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 27.1 年 → 2022年 30.5 年、+12.3 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 27.9 % → 2022年 35.7 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 13.2 % → 2022年 10.2 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった浦安駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は54.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +2.2%( +1.2万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 16 件(1年前(2021年)に比べて -52.9%( -18件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西船橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -13.2%( -5.9万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 31 件(1年前(2021年)に比べて +6.9%( +2件/㎡)と堅調に推移しています。)。
東京メトロ東西線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
浦安駅 | 54.9万/㎡ (20.3年/69.7㎡) | 53.7万/㎡ (19.6年/67.5㎡) | 60.0万/㎡ (15.0年/66.2㎡) |
南行徳駅 | 39.4万/㎡ (35.0年/60.5㎡) | 37.8万/㎡ (30.3年/68.3㎡) | 35.4万/㎡ (36.8年/58.6㎡) |
行徳駅 | 44.1万/㎡ (31.6年/66.6㎡) | 42.8万/㎡ (32.5年/61.0㎡) | 40.2万/㎡ (27.4年/58.8㎡) |
妙典駅 | 49.3万/㎡ (35.1年/68.2㎡) | 41.4万/㎡ (30.3年/68.2㎡) | 41.7万/㎡ (34.5年/65.0㎡) |
原木中山駅 | 42.6万/㎡ (26.7年/74.1㎡) | 32.7万/㎡ (28.4年/69.1㎡) | 42.6万/㎡ (22.2年/64.0㎡) |
西船橋駅 | 38.6万/㎡ (31.8年/63.1㎡) | 44.5万/㎡ (24.6年/71.4㎡) | 43.8万/㎡ (22.9年/59.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
原木中山駅 42.6 万/㎡(昨年同期比 +30.4 %)
原木中山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は42.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +30.4%( +9.9万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(1年前(2021年)に比べて +6.2%( +1件/㎡)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 26.7年(昨年 28.4年から -5.9 %減)。平均専有面積は 74.1 ㎡ (昨年 69.1 ㎡から +7.3 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 31.2 % → 2022年 17.6 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 31.2 % → 2022年 52.9 %)
妙典駅 49.3 万/㎡(昨年同期比 +18.8 %)
妙典駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は49.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +18.8%( +7.8万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 11 件(1年前(2021年)に比べて -42.1%( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.1年(昨年 30.3年から +16.0 %増)。平均専有面積は 68.2 ㎡ (昨年 68.2 ㎡から +0.0 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 12.1 分 → 2022年 7.4 分、-38.6 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.9 % → 2022年 40.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 30.3 年 → 2022年 35.1 年、+16.0 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 31.6 % → 2022年 45.5 %)
西船橋駅 38.6 万/㎡(昨年同期比 -13.2 %)
西船橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は38.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -13.2%( -5.9万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 31 件(1年前(2021年)に比べて +6.9%( +2件/㎡)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 31.8年(昨年 24.6年から +29.6 %増)。平均専有面積は 63.1 ㎡ (昨年 71.4 ㎡から -11.6 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 51.7 % → 2022年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 24.6 年 → 2022年 31.8 年、+29.6 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 10.9 分 → 2022年 14.7 分、+35.4 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 13.8 % → 2022年 33.3 %)
浦安駅 54.9 万/㎡(昨年同期比 +2.2 %)
浦安駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は54.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +2.2%( +1.2万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 16 件(1年前(2021年)に比べて -52.9%( -18件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.3年(昨年 19.6年から +3.1 %増)。平均専有面積は 69.7 ㎡ (昨年 67.5 ㎡から +3.2 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.9 % → 2022年 6.2 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 5.9 % → 2022年 6.2 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示