【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2020年4月〜6月期の東京メトロ東西線 (浦安駅～西船橋駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は42.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +3.1％( +1.3万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 31 件(１年前(2019年)に比べて -29.5％( -13件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.2年(昨年 26.6年から +2.0 ％増)。平均専有面積は 66.8 ㎡ (昨年 62.5 ㎡から +6.8 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。行徳駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは行徳駅で昨年に比べ +28.8 ％、単価は 43.9 万円/㎡となった。
上位 2 駅(行徳駅、原木中山駅)は +18.7 ％(単価 +6.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(妙典駅、西船橋駅)は -31.7 ％(単価 -13.3 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 24.4 ％ → 2020年 20.7 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2019年 10.2 分 → 2020年 11.7 分、+15.1 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 31.7 ％ → 2020年 55.2 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった浦安駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は51.6万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +6.4％( +3.1万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 7 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった妙典駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて -53.1％( -22.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -83.3％( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 東京メトロ東西線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 浦安駅 | 51.6万/㎡ (25.1年/57.9㎡) | 48.5万/㎡ (23.3年/64.3㎡) | 59.1万/㎡ (16.8年/59.0㎡) |
| 南行徳駅 | 40.6万/㎡ (31.0年/63.1㎡) | 39.8万/㎡ (30.1年/63.8㎡) | 35.5万/㎡ (29.9年/44.4㎡) |
| 行徳駅 | 43.9万/㎡ (21.8年/68.8㎡) | 34.1万/㎡ (33.6年/50.8㎡) | 28.6万/㎡ (35.5年/49.6㎡) |
| 妙典駅 | 20.0万/㎡ (40.3年/70.0㎡) | 42.6万/㎡ (26.5年/66.7㎡) | 36.9万/㎡ (31.3年/66.7㎡) |
| 原木中山駅 | 45.7万/㎡ (22.0年/67.5㎡) | 42.1万/㎡ (24.3年/67.5㎡) | 36.3万/㎡ (19.0年/70.0㎡) |
| 西船橋駅 | 35.7万/㎡ (29.7年/77.9㎡) | 39.8万/㎡ (23.3年/61.8㎡) | 41.3万/㎡ (21.5年/62.5㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
行徳駅 43.9 万/㎡(昨年同期比 +28.8 ％)
行徳駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は43.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +28.8％( +9.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2019年)に比べて -33.3％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.8年(昨年 33.6年から -35.2 ％減)。平均専有面積は 68.8 ㎡ (昨年 50.8 ㎡から +35.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 33.6 年 → 2020年 21.8 年、-35.2 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 66.7 ％ → 2020年 25.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 9.2 分 → 2020年 13.0 分、+41.8 ％と大きく増加)
原木中山駅 45.7 万/㎡(昨年同期比 +8.5 ％)
原木中山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は45.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +8.5％( +3.6万円/㎡)と堅調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2019年)に比べて -33.3％( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 22.0年(昨年 24.3年から -9.3 ％減)。平均専有面積は 67.5 ㎡ (昨年 67.5 ㎡から +0.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 ％ → 2020年 25.0 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 40.0 ％ → 2020年 75.0 ％)
妙典駅 20.0 万/㎡(昨年同期比 -53.1 ％)
妙典駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.0万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて -53.1％( -22.6万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -83.3％( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 40.3年(昨年 26.5年から +52.2 ％増)。平均専有面積は 70.0 ㎡ (昨年 66.7 ㎡から +5.0 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 26.5 年 → 2020年 40.3 年、+52.2 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 10.2 分 → 2020年 13.0 分、+27.9 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 20.0 ％ → 2020年 100.0 ％)
西船橋駅 35.7 万/㎡(昨年同期比 -10.3 ％)
西船橋駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は35.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて -10.3％( -4.1万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 7 件(１年前(2019年)に比べて -36.4％( -4件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.7年(昨年 23.3年から +27.5 ％増)。平均専有面積は 77.9 ㎡ (昨年 61.8 ㎡から +25.9 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 23.3 年 → 2020年 29.7 年、+27.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 8.5 分 → 2020年 13.6 分、+58.8 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 20.0 ％ → 2020年 60.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示