この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2020年7月〜9月期の千葉都市モノレール2号線 (千葉駅～千城台駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は37.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +67.2％( +15.2万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 31 件(１年前(2019年)に比べて +63.2％( +12件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.3年(昨年 26.8年から +1.7 ％増)。平均専有面積は 64.7 ㎡ (昨年 57.6 ㎡から +12.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。千葉駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは千葉駅で昨年に比べ +95.8 ％、単価は 57.4 万円/㎡となった。
上位 2 駅(千葉駅、みつわ台駅)は +46.3 ％(単価 +13.9 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(作草部駅、穴川駅)は -53.4 ％(単価 -17.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 57.9 ％ → 2020年 28.0 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 5.3 ％ → 2020年 6.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 21.1 ％ → 2020年 32.0 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 5.3 ％ → 2020年 4.0 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった千葉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は57.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +95.8％( +28.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(１年前(2019年)に比べて +142.9％( +10件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった千城台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は5.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて -35.4％( -2.9万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて -33.3％( -1件/㎡)と大幅に減少しています。)。
| 千葉都市モノレール2号線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 千葉駅 | 57.4万/㎡ (18.9年/64.4㎡) | 29.3万/㎡ (25.4年/40.7㎡) | 30.1万/㎡ (18.1年/58.0㎡) |
| 千葉公園駅 | - | - | - |
| 作草部駅 | 11.9万/㎡ (0年/75.0㎡) | 36.0万/㎡ (13.5年/75.0㎡) | - |
| 天台駅 | - | - | - |
| 穴川駅 | 17.2万/㎡ (28.0年/57.5㎡) | 28.6万/㎡ (11.5年/70.0㎡) | - |
| スポーツセンター駅 | 12.7万/㎡ (21.0年/95.0㎡) | 13.2万/㎡ (28.5年/72.5㎡) | 18.8万/㎡ (20.5年/80.0㎡) |
| 動物公園駅 | - | - | - |
| みつわ台駅 | 11.2万/㎡ (44.1年/63.0㎡) | 11.6万/㎡ (42.5年/95.0㎡) | 8.6万/㎡ (42.0年/60.0㎡) |
| 都賀駅 | 27.7万/㎡ (20.5年/42.5㎡) | 36.9万/㎡ (20.5年/65.0㎡) | 18.5万/㎡ (28.0年/71.2㎡) |
| 桜木駅 | - | 21.3万/㎡ (25.0年/60.0㎡) | - |
| 小倉台駅 | - | - | 19.6万/㎡ (15.0年/80.0㎡) |
| 千城台北駅 | - | 16.5万/㎡ (23.5年/60.0㎡) | - |
| 千城台駅 | 5.4万/㎡ (47.5年/65.0㎡) | 8.3万/㎡ (37.9年/60.0㎡) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
千葉駅 57.4 万/㎡(昨年同期比 +95.8 ％)
千葉駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は57.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて +95.8％( +28.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(１年前(2019年)に比べて +142.9％( +10件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 18.9年(昨年 25.4年から -25.4 ％減)。平均専有面積は 64.4 ㎡ (昨年 40.7 ㎡から +58.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 25.4 年 → 2020年 18.9 年、-25.4 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2019年 15.7 分 → 2020年 13.8 分、-12.0 ％と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 85.7 ％ → 2020年 25.0 ％)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 14.3 ％ → 2020年 8.3 ％)
みつわ台駅 11.2 万/㎡(昨年同期比 -3.3 ％)
みつわ台駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は11.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて -3.3％( -0.4万円/㎡)と小幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2019年)に比べて +400.0％( +4件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 44.1年(昨年 42.5年から +3.8 ％増)。平均専有面積は 63.0 ㎡ (昨年 95.0 ㎡から -33.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 5.0 分 → 2020年 2.6 分、-48.0 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 100.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 60.0 ％)
作草部駅 11.9 万/㎡(昨年同期比 -67.0 ％)
作草部駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は11.9万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて -67.0％( -24.1万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均専有面積は 75.0 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から +0.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 6.0 分 → 2020年 4.0 分、-33.3 ％と大きく減少)
穴川駅 17.2 万/㎡(昨年同期比 -39.8 ％)
穴川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2019年)に比べて -39.8％( -11.4万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 28.0年(昨年 11.5年から +143.5 ％増)。平均専有面積は 57.5 ㎡ (昨年 70.0 ㎡から -17.9 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 11.5 年 → 2020年 28.0 年、+143.5 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示