【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年4月〜6月期の東葉高速鉄道 (西船橋駅～東葉勝田台駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +27.9％( +6.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 103 件(１年前(2020年)に比べて +186.1％( +67件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.0年(昨年 33.0年から -9.3 ％減)。平均専有面積は 66.8 ㎡ (昨年 66.7 ㎡から +0.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。北習志野駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは船橋日大前駅で昨年に比べ +586.2 ％、単価は 47.2 万円/㎡となった。
上位 2 駅(船橋日大前駅、北習志野駅)は +326.7 ％(単価 +24.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 2 駅(村上駅、八千代緑が丘駅)は -2.6 ％(単価 -0.2 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 11.3 分 → 2021年 9.6 分、-15.2 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 48.4 ％ → 2021年 37.4 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 3.2 ％ → 2021年 7.1 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 25.8 ％ → 2021年 35.4 ％)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった東海神駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は54.7万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +17.1％( +8.0万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった村上駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -6.8％( -0.9万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 14 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。
| 東葉高速鉄道 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 西船橋駅 | 41.4万/㎡ (22.5年/66.5㎡) | 35.7万/㎡ (29.7年/77.9㎡) | 39.8万/㎡ (23.3年/61.8㎡) |
| 東海神駅 | 54.7万/㎡ (12.3年/75.0㎡) | 46.7万/㎡ (47.3年/60.0㎡) | - |
| 飯山満駅 | 15.2万/㎡ (35.1年/59.3㎡) | 14.7万/㎡ (25.3年/55.0㎡) | 15.8万/㎡ (35.0年/55.0㎡) |
| 北習志野駅 | 23.2万/㎡ (42.3年/67.0㎡) | 13.9万/㎡ (47.6年/62.5㎡) | 27.7万/㎡ (22.0年/64.0㎡) |
| 船橋日大前駅 | 47.2万/㎡ (15.8年/74.2㎡) | 6.9万/㎡ (39.3年/80.0㎡) | 35.0万/㎡ (8.8年/77.5㎡) |
| 八千代緑が丘駅 | 27.4万/㎡ (26.8年/64.1㎡) | 26.9万/㎡ (22.7年/65.0㎡) | 22.1万/㎡ (32.9年/59.2㎡) |
| 八千代中央駅 | 18.2万/㎡ (24.8年/82.5㎡) | 16.3万/㎡ (23.3年/85.0㎡) | 19.8万/㎡ (19.3年/74.0㎡) |
| 村上駅 | 12.5万/㎡ (38.3年/65.0㎡) | 13.4万/㎡ (37.8年/54.3㎡) | 17.4万/㎡ (31.6年/78.3㎡) |
| 東葉勝田台駅 | 28.3万/㎡ (23.3年/60.0㎡) | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
船橋日大前駅 47.2 万/㎡(昨年同期比 +586.2 ％)
船橋日大前駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は47.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +586.2％( +40.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2020年)に比べて +500.0％( +5件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 15.8年(昨年 39.3年から -59.9 ％減)。平均専有面積は 74.2 ㎡ (昨年 80.0 ㎡から -7.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 39.3 年 → 2021年 15.8 年、-59.9 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 11.0 分 → 2021年 7.3 分、-33.3 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 16.7 ％)
北習志野駅 23.2 万/㎡(昨年同期比 +67.2 ％)
北習志野駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は23.2万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +67.2％( +9.3万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 22 件(１年前(2020年)に比べて +266.7％( +16件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 42.3年(昨年 47.6年から -11.1 ％減)。平均専有面積は 67.0 ㎡ (昨年 62.5 ㎡から +7.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2020年 47.6 年 → 2021年 42.3 年、-11.1 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2020年 7.7 分 → 2021年 6.1 分、-20.0 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 66.7 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 40.9 ％)
村上駅 12.5 万/㎡(昨年同期比 -6.8 ％)
村上駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.5万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて -6.8％( -0.9万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 14 件(１年前(2020年)に比べて +100.0％( +7件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 38.3年(昨年 37.8年から +1.3 ％増)。平均専有面積は 65.0 ㎡ (昨年 54.3 ㎡から +19.7 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 83.3 ％ → 2021年 81.8 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 14.3 ％ → 2021年 14.3 ％)
八千代緑が丘駅 27.4 万/㎡(昨年同期比 +1.6 ％)
八千代緑が丘駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は27.4万円/㎡です。中古マンション相場は１年前(2020年)に比べて +1.6％( +0.4万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 23 件(１年前(2020年)に比べて +228.6％( +16件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.8年(昨年 22.7年から +18.0 ％増)。平均専有面積は 64.1 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から -1.3 ％減)。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 14.3 ％ → 2021年 26.1 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 22.7 年 → 2021年 26.8 年、+18.0 ％と増加)
- 駅からの平均距離が増加(2020年 10.6 分 → 2021年 11.8 分、+11.5 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 28.6 ％ → 2021年 39.1 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示