【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年10月〜12月期のJR根室本線 (滝川駅~釧路駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は20.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて -9.3%( -2.1万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 29 件(1年前(2022年)に比べて +26.1%( +6件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.8年(昨年 28.7年から -3.1 %減)。平均専有面積は 73.6 ㎡ (昨年 81.3 ㎡から -9.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全体的に上昇基調。帯広駅、釧路駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは釧路駅で昨年に比べ +54.1 %、単価は 10.5 万円/㎡となった。
上位 1 駅(釧路駅)は +54.1 %(単価 +3.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(平岸駅)は +19.2 %(単価 +5.0 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 4.5 % → 2023年 13.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 8.6 分 → 2023年 9.8 分、+13.9 %と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 47.6 % → 2023年 55.2 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった平岸駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +19.2%( +5.0万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 13 件(1年前(2022年)に比べて -27.8%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった釧路駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +54.1%( +3.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2022年)に比べて +300.0%( +9件/㎡)と大幅に増加しています。)。
JR根室本線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
滝川駅 | - | - | - |
平岸駅 | 31.3万/㎡ (25.0年/73.5㎡) | 26.2万/㎡ (28.1年/81.1㎡) | 18.0万/㎡ (37.3年/70.6㎡) |
帯広駅 | 23.0万/㎡ (22.1年/90.0㎡) | 18.3万/㎡ (27.3年/92.5㎡) | 48.8万/㎡ (30.1年/65.0㎡) |
札内駅 | 4.0万/㎡ (41.8年/75.0㎡) | - | - |
釧路駅 | 10.5万/㎡ (31.2年/69.6㎡) | 6.8万/㎡ (42.8年/75.0㎡) | 9.9万/㎡ (31.3年/63.8㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
釧路駅 10.5 万/㎡(昨年同期比 +54.1 %)
釧路駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は10.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +54.1%( +3.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 12 件(1年前(2022年)に比べて +300.0%( +9件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.2年(昨年 42.8年から -27.1 %減)。平均専有面積は 69.6 ㎡ (昨年 75.0 ㎡から -7.2 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 42.8 年 → 2023年 31.2 年、-27.1 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 25.0 分 → 2023年 17.5 分、-30.0 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 % → 2023年 8.3 %)
平岸駅 31.3 万/㎡(昨年同期比 +19.2 %)
平岸駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +19.2%( +5.0万円/㎡)と好調に推移しています。売買数は 13 件(1年前(2022年)に比べて -27.8%( -5件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.0年(昨年 28.1年から -11.0 %減)。平均専有面積は 73.5 ㎡ (昨年 81.1 ㎡から -9.4 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 28.1 年 → 2023年 25.0 年、-11.0 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 5.7 分 → 2023年 4.0 分、-30.1 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 5.6 % → 2023年 25.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2022年 22.2 % → 2023年 23.1 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示