【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年1月〜3月期のJR播但線 (姫路駅~香呂駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は32.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +37.2%( +8.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 51 件(1年前(2021年)に比べて +10.9%( +5件/㎡)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 17.0年(昨年 21.3年から -19.9 %減)。平均専有面積は 70.6 ㎡ (昨年 69.2 ㎡から +1.9 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、築 10 年以内の新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。姫路駅、京口駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは京口駅で昨年に比べ +79.3 %、単価は 26.7 万円/㎡となった。
上位 1 駅(京口駅)は +79.3 %(単価 +11.8 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(野里駅)は -57.4 %(単価 -22.8 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 21.3 年 → 2022年 17.0 年、-19.9 %と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2021年 19.1 分 → 2022年 16.0 分、-16.4 %と減少)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.4 % → 2022年 23.4 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 12.2 % → 2022年 23.3 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった姫路駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は33.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +45.3%( +10.4万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 45 件(1年前(2021年)に比べて +7.1%( +3件/㎡)と堅調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった野里駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -57.4%( -22.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
JR播但線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
姫路駅 | 33.3万/㎡ (16.7年/69.9㎡) | 22.9万/㎡ (21.7年/68.7㎡) | 18.2万/㎡ (25.5年/70.2㎡) |
京口駅 | 26.7万/㎡ (14.7年/78.3㎡) | 14.9万/㎡ (32.5年/65.0㎡) | - |
野里駅 | 16.9万/㎡ (23.3年/73.3㎡) | 39.8万/㎡ (2.0年/85.0㎡) | 40.0万/㎡ (1.0年/70.0㎡) |
砥堀駅 | - | - | - |
仁豊野駅 | - | - | - |
香呂駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
京口駅 26.7 万/㎡(昨年同期比 +79.3 %)
京口駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +79.3%( +11.8万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 14.7年(昨年 32.5年から -54.9 %減)。平均専有面積は 78.3 ㎡ (昨年 65.0 ㎡から +20.5 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 32.5 年 → 2022年 14.7 年、-54.9 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 5.5 分 → 2022年 3.7 分、-33.3 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 % → 2022年 100.0 %)
野里駅 16.9 万/㎡(昨年同期比 -57.4 %)
野里駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は16.9万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -57.4%( -22.8万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +50.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.3年(昨年 2.0年から +1065.9 %増)。平均専有面積は 73.3 ㎡ (昨年 85.0 ㎡から -13.7 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 2.0 年 → 2022年 23.3 年、+1065.9 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 4.0 分 → 2022年 7.7 分、+91.7 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示