【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年10月〜12月期のJR和田岬線 (兵庫駅~和田岬駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は51.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +48.6%( +16.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 31 件(1年前(2022年)に比べて +181.8%( +20件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.3年(昨年 33.1年から -32.9 %減)。平均専有面積は 44.2 ㎡ (昨年 41.8 ㎡から +5.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。兵庫駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは兵庫駅で昨年に比べ +38.1 %、単価は 54.8 万円/㎡となった。
上位 1 駅(兵庫駅)は +38.1 %(単価 +15.1 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(和田岬駅)は -16.6 %(単価 -3.4 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 33.1 年 → 2023年 22.3 年、-32.9 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 54.5 % → 2023年 37.9 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 45.5 % → 2023年 54.8 %)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 9.1 % → 2023年 6.9 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった兵庫駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は54.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +38.1%( +15.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 28 件(1年前(2022年)に比べて +250.0%( +20件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった和田岬駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて -16.6%( -3.4万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
JR和田岬線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
兵庫駅 | 54.8万/㎡ (20.0年/43.0㎡) | 39.7万/㎡ (28.1年/35.6㎡) | 41.4万/㎡ (21.1年/56.5㎡) |
和田岬駅 | 17.0万/㎡ (41.8年/55.0㎡) | 20.4万/㎡ (46.5年/58.3㎡) | 24.0万/㎡ (28.8年/61.2㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
兵庫駅 54.8 万/㎡(昨年同期比 +38.1 %)
兵庫駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は54.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +38.1%( +15.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 28 件(1年前(2022年)に比べて +250.0%( +20件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 20.0年(昨年 28.1年から -29.0 %減)。平均専有面積は 43.0 ㎡ (昨年 35.6 ㎡から +20.8 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 28.1 年 → 2023年 20.0 年、-29.0 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 37.5 % → 2023年 53.6 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 12.5 % → 2023年 7.1 %)
和田岬駅 17.0 万/㎡(昨年同期比 -16.6 %)
和田岬駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は17.0万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて -16.6%( -3.4万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 41.8年(昨年 46.5年から -10.1 %減)。平均専有面積は 55.0 ㎡ (昨年 58.3 ㎡から -5.7 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 46.5 年 → 2023年 41.8 年、-10.1 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 6.3 分 → 2023年 3.0 分、-52.6 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 66.7 % → 2023年 66.7 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 66.7 % → 2023年 66.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示