【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2023年7月〜9月期の阪神武庫川線 (武庫川駅~武庫川団地前駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は26.6万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +23.7%( +5.1万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 24 件(1年前(2022年)に比べて +84.6%( +11件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.6年(昨年 35.5年から -10.9 %減)。平均専有面積は 79.0 ㎡ (昨年 81.9 ㎡から -3.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、専有面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。武庫川駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは武庫川駅で昨年に比べ +45.6 %、単価は 34.3 万円/㎡となった。
上位 1 駅(武庫川駅)は +45.6 %(単価 +10.7 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(東鳴尾駅)は -50.0 %(単価 -12.5 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 35.5 年 → 2023年 31.6 年、-10.9 %と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2022年 9.2 分 → 2023年 8.2 分、-11.1 %と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 38.5 % → 2023年 29.2 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2022年 53.8 % → 2023年 58.3 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった武庫川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +45.6%( +10.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2022年)に比べて +100.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東鳴尾駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて -50.0%( -12.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
阪神武庫川線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
武庫川駅 | 34.3万/㎡ (27.9年/64.2㎡) | 23.5万/㎡ (33.5年/56.7㎡) | 29.5万/㎡ (29.7年/70.0㎡) |
東鳴尾駅 | 12.5万/㎡ (44.5年/60.0㎡) | 25.0万/㎡ (43.5年/100㎡) | 38.8万/㎡ (21.0年/68.8㎡) |
洲先駅 | 32.1万/㎡ (24.0年/82.5㎡) | - | 33.5万/㎡ (33.0年/67.5㎡) |
武庫川団地前駅 | 22.4万/㎡ (34.8年/86.2㎡) | 20.4万/㎡ (35.3年/88.3㎡) | 17.1万/㎡ (39.5年/70.0㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
武庫川駅 34.3 万/㎡(昨年同期比 +45.6 %)
武庫川駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて +45.6%( +10.7万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2022年)に比べて +100.0%( +3件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.9年(昨年 33.5年から -16.9 %減)。平均専有面積は 64.2 ㎡ (昨年 56.7 ㎡から +13.2 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 33.5 年 → 2023年 27.9 年、-16.9 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 15.7 分 → 2023年 9.0 分、-42.6 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 % → 2023年 50.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 33.3 % → 2023年 33.3 %)
東鳴尾駅 12.5 万/㎡(昨年同期比 -50.0 %)
東鳴尾駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は12.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2022年)に比べて -50.0%( -12.5万円/㎡)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 44.5年(昨年 43.5年から +2.3 %増)。平均専有面積は 60.0 ㎡ (昨年 100.0 ㎡から -40.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 5.0 分 → 2023年 4.0 分、-20.0 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 % → 2023年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 % → 2023年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示