【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2021年1月〜3月期の阪急伊丹線 (塚口駅~伊丹駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.3万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -9.7%( -3.7万円/㎡)と弱含みに推移しています。売買数は 92 件(1年前(2020年)に比べて +170.6%( +58件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 24.8年(昨年 21.2年から +17.1 %増)。平均専有面積は 69.1 ㎡ (昨年 69.3 ㎡から -0.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。伊丹駅は、昨年から 5 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは伊丹駅で昨年に比べ -15.5 %、単価は 31.4 万円/㎡となった。
上位 1 駅(新伊丹駅)は +3.6 %(単価 +1.2 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(伊丹駅)は -15.5 %(単価 -5.7 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 3.0 % → 2021年 10.5 %)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.8 % → 2021年 15.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 21.2 年 → 2021年 24.8 年、+17.1 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 15.2 % → 2021年 23.3 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 24.2 % → 2021年 30.2 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった塚口駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は40.1万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +0.1%( +0.0万円/㎡)と僅かに上昇しています。売買数は 33 件(1年前(2020年)に比べて +175.0%( +21件/㎡)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった伊丹駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -15.5%( -5.7万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 54 件(1年前(2020年)に比べて +170.0%( +34件/㎡)と大幅に増加しています。)。
阪急伊丹線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
塚口駅 | 40.1万/㎡ (22.1年/67.1㎡) | 40.1万/㎡ (22.3年/66.2㎡) | 31.5万/㎡ (24.9年/60.0㎡) |
稲野駅 | 16.2万/㎡ (33.0年/62.5㎡) | - | - |
新伊丹駅 | 34.7万/㎡ (23.7年/73.3㎡) | 33.5万/㎡ (23.0年/62.5㎡) | 30.0万/㎡ (24.3年/65.0㎡) |
伊丹駅 | 31.4万/㎡ (26.3年/70.3㎡) | 37.2万/㎡ (20.2年/71.8㎡) | 29.8万/㎡ (24.0年/66.2㎡) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
新伊丹駅 34.7 万/㎡(昨年同期比 +3.6 %)
新伊丹駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は34.7万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて +3.6%( +1.2万円/㎡)と小幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて +50.0%( +1件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.7年(昨年 23.0年から +2.9 %増)。平均専有面積は 73.3 ㎡ (昨年 62.5 ㎡から +17.3 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 11.0 分 → 2021年 4.0 分、-63.6 %と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 66.7 %)
伊丹駅 31.4 万/㎡(昨年同期比 -15.5 %)
伊丹駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は31.4万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2020年)に比べて -15.5%( -5.7万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 54 件(1年前(2020年)に比べて +170.0%( +34件/㎡)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.3年(昨年 20.2年から +29.9 %増)。平均専有面積は 70.3 ㎡ (昨年 71.8 ㎡から -2.1 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 15.9 分 → 2021年 13.9 分、-12.8 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 36.8 % → 2021年 32.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 20.2 年 → 2021年 26.3 年、+29.9 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 5.3 % → 2021年 26.5 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示